新潟県中南部の長岡市は、人口が県下第2位で中越地方の中心都市であり有数の豪雪地帯。江戸時代は堀家を経て牧野家の長岡藩・長岡城の城下町で、1870年(明治3年)に支藩・三根山藩からの窮乏支援米を教育費に充てた“米百俵”の逸話で知られています。コシヒカリ・大口蓮根・清酒(清泉等)・栃尾あぶらげ等の特産品や長岡生姜醤油ラーメン・イタリアン・洋風カツ丼・笹だんご等の名物も多数あり、市内には老舗の和菓子店・食品店などが点在しています。
安政年間創業、新たな体制に生まれ変わった 旧 高橋酒造(現 葵酒造)
干場のバス停から徒歩6分ほど、長岡駅から車で5分前後の場所にある 旧 高橋酒造(現 葵酒造)。安政年間(1854 – 60年)に創業した日本酒蔵となります。日本酒好きの方には大きな話題となりましたが、2024年9月に青木里沙氏が第三者承継をする形で引き継がれ、社名を葵酒造へと変更されています。今回の記事、および写真は経営が引き継がれる前の高橋酒造のものとなります。
という、ありし日の高橋酒造さんの外観です。ここに伺っていた時点では、話題の中心になると思っていませんでした。
店舗前には長陵の文字と、造られているお酒が並んでいました。代表銘柄であった長陵(ちょうりょう)は、長岡の俗称だったそう。
店内でお酒に悩んでいると、こんな説明紙を見せて下さいました。こういうの助かりますよね。
ということで、買ってきたのが長陵 千年樹です。ラベルの力強さが素敵だ。
ラベルをアップでどうぞ。横側はこんな感じです。
長陵 千年樹は説明書きに「無骨で飾り気の無い 強かな辛口」とあったのですが、その文章の意味がよく伝わる一本芯の通った辛口のお酒でした。新潟のお魚と合いそうです。
と、ここまでが高橋酒造さんのお話で、葵酒造さんとなってからは銘柄も一新され新しいお酒造りをされているそう。新しくなったお酒も飲んでみたいなぁ。
——葵酒造株式会社 (旧 高橋酒造) 基本情報———-
〇創業年 安政年間創業 (1854 – 60年)
〇営業時間
・不明
〇住所
新潟県長岡市地蔵1-8-2
(公式サイト)⇒ 葵酒造株式会社公式ウェブサイト