コロナ禍で生まれた赤福の新作・白餅黑餅と定番・赤福 / 三重 伊勢市 1707年創業 (宝永4年)

三重県東部の伊勢市は、神宮(伊勢神宮)の鳥居前町として古代から発達してきた都市。江戸時代には“お蔭参り(おかげまいり)、お伊勢まいり”で全国から参拝者を集め今も多くの人で賑わっています。神宮の主祭神は内宮(ないくう)の皇室の氏神・天照坐皇大御神(あまてらしますすめおおみかみ)と外宮(げくう)の衣食住の守り神・豊受大御神(とようけのおおみかみ)です。他にも二見浦(夫婦岩)・猿田彦神社・おかげ横丁・おはらい町等の観光名所を多く擁しています。伊勢沢庵・伊勢うどん等の特産品・郷土料理や赤福・朔日餅・お福餅等の各種餅菓子・煎餅・ういろ等の名物菓子・土産物が豊富で、市内には老舗の飲食店・和菓子店・食品店などが多数残っています。

1707年創業、赤心慶福(せきしんけいふく)から名がついた 赤福

神宮会館前のバス停から徒歩3分ほど、五十鈴川駅から徒歩26分ほど、おかげ横丁内にある 赤福本店。詳しい創業年は分からず江戸初期には赤福と名の付く餅屋を営んでいたと言われておりますが、赤福さんは1707年(宝永4年)に刊行された浮世草子・美景蒔絵松に登場し、その年には存在が確認できるため、この1707年を創業年とされています。

という赤福といえば、このルックスですよね。まずは一般の赤福から。

写真見るだけで幸せになれますね。赤福の名は諸説ありますが、赤福さんのウェブサイトでは、赤心慶福(せきしんけいふく)から2文字頂いた、とあります。意味はざっくり言うと、赤子のような清らな心で他人の幸せを喜ぼう、という意味だそう。ちなみに3本の筋は五十鈴川の川の流れを表しています。久しぶりに食べたけど、やっぱりぶっちぎり美味しいですね。

そんな赤福さんが21年10月からオンライン限定(現在は店頭販売もあり)で発売したのが、白餅黑餅です。名前の通り、白と黒!コロナ禍の難しい時期に「少しでも明るく前向きな気持ちになってもらえるようなことができない」と考えられ出来た新商品となります。黑餅は宝永の頃から明治まで作られていた黒砂糖を使ったお餅で、白は白小豆餡を使ったお餅で、2018年に発売された”いすず野あそび餅”に入っていた白色と同じもののようです。 取り出すのが下手すぎてあまり綺麗じゃない写真でゴメンなさい…。

赤福の美味しさはもちろんのこと、新作の白餅黑餅も凄く美味しかったです、特に黑餅の素朴な甘さが個人的にとっても美味しかったです。赤福は日持ちが短い商品であるため、夏から秋の期間はお取り寄せができません。2022年度は5月30日で受付終了され、10月初旬まで受付を停止されるそうです。購入できる期間に記事を読まれた方は、ぜひ公式ECサイトからご購入くださいませ〜。

——–株式会社 赤福 基本情報———-
〇創業年 1707年創業 / 宝永4年創業
〇営業時間
・5:00 – 17:00
※無休
〇住所
三重県伊勢市宇治中之切町26番地
(公式サイト)⇒ 伊勢名物 赤福

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