油清、桑名発祥のこめ油を買う / 三重 桑名市 1798年創業 (文化2年)

三重県桑名市は、桑名開発の祖である豪族・桑名首(くわなのおびと)の名に由来してその名がとられた街(諸説あり)。木曽三川(木曽川・長良川・揖斐川)の河口に立地し、平安時代より京都周辺と尾張以東との間の物資輸送中継点として、桑名藩11万石の城下町・港町として、東海道53次の42番目・桑名宿として賑わいました。明治中期から昭和初期までは江戸期の桑名米会所を引き継ぎ大阪堂島・東京蠣殻町・山口赤間関と並ぶ主要米穀取引所のあった場所でもあります。七里の渡し場跡の伊勢国一の鳥居は伊勢神宮式年遷宮毎に建て替えられ、ナガシマスパーランド等の観光名所が数多くあります。「その手は桑名の焼き蛤」を生んだ蛤料理でも知られ、安永餅・八壺豆(多度豆)・都饅頭等の名物菓子も多く、歴史と現代とが交錯する中に老舗の飲食店・和菓子店・食品店などが数多く点在しています。

1798年創業、桑名発祥のこめ油を造る 油清 (あぶせい)

益生駅から徒歩5分ほど、桑名駅から車で6分前後の場所にある 油清。昔からのこと当たりは菜の花の油を絞る油屋さんが沢山あった場所で、創業者の父である兵助氏も油屋さんだったとのこと。その息子の清九郎氏は油を作る本格的な工場を作り、屋号を油清とされたそう。その年が1798年(文化2年)のことのようです。その後6代目の清六氏の時代に油造りを止められてしまいますが、2000年に運命的な出会いから、桑名発祥とされる米油造りを始められています。桑名は米穀取引所があった場所で米が豊富であり、1699年(元禄12年)には米油が絞られた記録が残っています。

という、こめ油です。色味が美しいですね。 アップでどうぞ。桑名 発祥の地とありますね。桑名の自慢として石取祭とこめ油と書かれています。紹介されています。 パッケージ横側です。1日14g使うだけで、必要なビタミンEの92%が摂れるとのこと。栄養価が高いのね。
パッケージ逆サイドです。
で、今回はFoodist Linkの大雅シェフに枝豆に使ってもらいました。一般的な枝豆よりもしっとり感が出て美味しかったです。

桑名は東西交通の要所で、そのため日本で数少ない米穀取引所があった場所であり、結果お米が豊富にある場所でした。そのため酒造メーカーも複数存在しているのですが、米油も作っていた、というか、その発祥の地であることはこの商品を見つけて初めて知りました。その土地に根付いた商品からは、歴史が透けて見えて面白いですよね。

—— 油清 基本情報———-
〇創業年  1798年創業 / 文化2年創業
〇営業時間
・9:00 – 18:00
※日曜日 定休日
〇住所
三重県桑名市馬道1丁目31
(公式サイト)⇒ ホーム – 桑名のこめ油(米油) 油清 桑名のこめ油(米油) 油清|発祥の地、桑名のこめ油<

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