青森県南部の太平洋に面する八戸(はちのへ)市は、江戸時代は八戸藩八戸城(現・三八城公園)の城下町。中心市街地(中心街)には三日町・八日町等の市が立つ日の名前の町が残っています。JR八戸駅周辺には史跡・神社や美術館・博物館があり、JR本八戸駅は業務・商業の中心地となっています。古くからの温泉・銭湯等も多数存在し、南部煎餅・八戸せんべい汁・いちご煮等の郷土食でも知られ、市内には老舗の飲食店・和菓子店・食品店等が複数残っています。
1921年創業、製氷冷蔵業から飲料業へと進出した 八戸製氷冷蔵
八戸線 白銀駅から徒歩2分ほどの場所にある 八戸製氷冷蔵。1921年(大正10年)に、老舗回船問屋業を営んでいた河内屋の6代目橋本八右衛門氏によって製氷冷蔵業社”八戸製氷” として創業されました。その当時八戸港の水揚げが増大したことにより、魚保存のための製氷業の需要が高まったことが背景にあるそうです。そんな八戸製氷は創業の翌年1922年(大正11年)に、三島商会より営業権を譲り受け清涼飲料事業を開始、その後冷蔵事業に着手し社名を「八戸製氷冷蔵株式会社」と変更されました。
という八戸製氷冷蔵の外観。かなり大きな工場です。 工場の入り口に販売窓口がありました。販売窓口があるか分からないまま伺ったのでちょっとドキドキでしたw。 こちらが購入した三島シトロン。いわゆるサイダーなのですが、清涼感溢れてて超美味い。日本の夏!って感じ。妙な甘ったるさもないのが嬉しいなぁ。
こちらお土産で買ったもの。左が先ほどの三島シトロン、右がみしまバナナサイダーです。みしまバナナサイダーは少しだけ黄色がかっています。バナナ果汁は入っていないのに、バナナの香りがほんのり香ります。美味しいなぁ。
そしてこちらがイカスミサイダー。サイダーにイカ墨…、と恐る恐る飲んだのですが、イカ墨のコクが案外マッチ。君、美味いやないか。
凄く美味しかった三島シトロンは、八戸平原の天然水「三島の湧き水」を使っているのが特徴なのだそう。この湧き水がかなりカルシウムの多い硬水なのだそうですが、この天然水を使っているからなのか、サイダー類が本当に透明感あるクリアな味がします。これ相当美味しいよ。楽天や自社サイトで販売されているので、今度何かの機会で購入したいと思います。
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———八戸製氷冷蔵株式会社 基本情報———-
〇創業年 1921年創業 / 大正10年創業
〇営業時間
・7:00-18:00 (日・祝 8:00-17:00 )
※定休日なし
〇住所
青森県八戸市白銀1丁目8−1
(公式サイト)⇒八戸製氷冷蔵株式会社|名水「三島の湧水」で清澄な氷やみしまサイダーを作り続けてきた青森県八戸市の老舗