福岡市は、那珂川を境に、福岡藩黒田氏の武家町“福岡”と古来からの国際貿易港・商人町の“博多”として永らく栄えてきましたが、明治初年に統合され福岡(当初は福博)となりました。博多地区は今や大企業支社が集積するビジネス街となっています。博多の語源については、“土地博く人・物産多し”説・羽形(大鳥が羽を広げた地形)説・泊潟(外洋船停泊の潟)説等の諸説があります。博多地区にも老舗の飲食店・和洋菓子店・食品店などが数多く残っています。
1873年創業、福岡市吉塚で創業された鰻店 吉塚うなぎ屋
地下鉄 中洲川端駅から徒歩5分ほど、中洲新橋の交差点から徒歩3分ほどの場所にある 吉塚うなぎ屋。1873年(明治6年)に徳安新助氏によって福岡市吉塚で創業され、その後中州に移られた鰻店です。吉塚うなぎ屋の屋号は、創業の地から取られているのですね。
という吉塚うなぎ屋さんの外観はこちら。高級感あふれる料亭のようなお店です。こちらが正面の図。風格がありますね。少し早い時間に伺ったのですが、既に行列が。パンフレットを読みながら待ちます。吉塚うなぎ屋さんは、ウェブサイトにも特徴がのっていますが、
腹割り、串打等は関西風ですが、鰻を焼きながら、もみ、たたく「こなし」を取り入れることにより、にじみ出た脂で表面がムラなく焼きあがり、鰻そのものもふっくらといたします。
という「こなし」という技術が入るそう。それがふっくらした焼き上がりと香ばしい風味を生み出しているとのこと。いやー、楽しみ!
20分ほど待ち、席に案内されます。お品書きも立派!
こちらがメニューです。うな丼とするか、それとも名物のうな重とするか。一品物も美味しそうだなぁ。
今回はうな重とうまきをオーダーしました。まず鰻のタレが運ばれてきます。うな重のタレは少な目なので、付けたりかけたりする用です。
そして”うまき”が運ばれてきました。凄い箱に入っている…!
開けた図。甘い卵焼きに挟まれたふっくら鰻、最高か。そしてうな重が運ばれてきます。2段になっているのです。
開けるとこんな感じ。鰻とご飯が別々に入っているのですね。
嬉しくなって別角度のカットもw。
鰻アップの図。香ばしいし柔らかいし、美味しすぎてビックリした。この鰻もまた美味すぎる…。美味しい鰻の基準がまた僕の中で上がった。いや、凄すぎる。
肝吸いはこんな感じ。クリア過ぎて、具材が鮮明に見えます。肝もフレッシュなのか凄く美味しかった。
吉塚うなぎ屋さん、タモリさんが絶賛した意味が十分に分かる最高に美味しい鰻屋さんでした。美味しい鰻屋さんは沢山伺ったつもりだったけれど、僕の中の美味しい鰻屋基準がワンランク上がった感じ。福岡に行くたびに食べたい味(けど、他の老舗開拓もしたいから困るw)
———博多名代吉塚うなぎ屋 基本情報———-
〇創業年 1873年創業 / 明治6年創業
〇営業時間
・11:00-21:00 (LO 20:30)
※水曜日・年末年始 定休日
〇住所
福岡県福岡市博多区中洲2-8-27
(公式サイト)⇒博多名代吉塚うなぎ屋
1件のコメント