吉田屋のあすかルビーいちご本くずゆ・大和茶本くずゆ・柚子生姜本くずゆ / 奈良 吉野郡下市町 1882年創業 (明治15年)

奈良県の中部から南部にかけての吉野郡は、現在は吉野町・大淀町・下市町・黒滝村・天川村・野迫川村・十津川村・下北山村・上北山村・川上村・東吉野村の3町8村から成っています。県南部の下市町は平安時代から吉野の入口であり、下市札(日本初の商業手形)の発行など商業地として栄えました。林業や吉野杉箸・三宝・銘木(磨き丸太)製造等の木工業が盛んで、柿・梅・蒟蒻等が特産品・名物です。郡内には様々な老舗店が残っています。

1882年創業、大峰山へ登る修験者むけの土産物販売をきっかけに創業した 吉田屋

下市口駅から徒歩20分ほど、奈良駅から車で1時間前後の場所にある 吉田屋。1882年(明治15年)、吉田ミネ氏が下市口駅から大峰山へ登る修験者たちのお土産として、葛・乾物・菓子等を製造したのが始まりです。現在も吉野葛を中心に様々な奈良そして吉野の加工品を販売されています。

という、吉田屋さんから葛湯を3種類購入しました。左から、大和茶本くずゆ、柚子生姜くずゆ、あすかルビーいちご本くずゆ、です。吉田屋さんは”ゆるり”という和スイーツブランドを立ち上げられておりまして、ゆるりの商品となります。

一つアップで。柚子生姜本くずゆ、です。単調になりがちな葛湯に酸味が加わって美味しかったです。

裏側はこんな感じ。このシリーズはてんさい糖を使っているのも特徴です。温めたカップにお湯を入れてかき混ぜて作ります。
出来上がりの図。写真で判別つかなくなっていますが、これはあすかルビーいちご本くずゆだった気も。

パッケージはこちらです。個人的には一番これが好きでした。

そして大和茶ほんくずゆ。3つの中で一番違和感がない、というか、昔からあっておかしくないよなっていう、ストレートに美味しいくずゆでした。

パンフレットも入っていました。

右側のが今回購入した商品ですね。ここまで鮮やかに発色しなかったのは、多分私がお湯を入れすぎたからです。

本葛入りフルーツソースや、とろりハーブ&フルーツくずゆ、といった今の時代に合わせた商品開発をされています。

こちらパンフレット裏側です。新ブランドゆるりは2014年からとのこと。こういう取り組み、応援したくなっちゃいますね。

葛湯は病気の時に飲むものという印象が、子供の頃からの体験で感じてしまうんですけれど、ゆるりブランドのてんさい糖のくずゆシリーズが初めての葛湯体験となるなら、全然違う印象を持つことになるんでしょうね。こういった取り組みを通じて、葛湯がもっと身近になると良いなぁと感じました。

↓ゆるりの葛湯セットは、楽天でも購入できますよ。

 

———吉田屋 基本情報———-
〇創業年 1882年創業 / 明治15年創業
〇営業時間
・9:00~17:00
※日曜・祝日、お盆・年末年始 定休日
〇住所
奈良県吉野郡下市町阿知賀 1128-1
(公式サイト)⇒葛餅・創作吉野葛菓子!創業百有余年の老舗吉田屋 | 奈良県

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