米田茶店・かに寿司は淡路屋さんが引き継いでいます / 兵庫 美方郡新温泉町 1911年創業にルーツ (明治44年)

兵庫県北部の美方(みかた)郡は、1896年(明治29年)に七美郡・二方郡の区域が旧郡の1字ずつを採字の郡名で発足し、現在は香美町・新温泉町の2町が属しています。新温泉町は、旧但馬国二方郡で江戸時代は初期の清富藩以降が豊岡藩・幕府領であって、2005年(平成17年)に浜坂町・温泉町が合併して発足しました。豪雪地帯に指定されており、TVドラマ“夢千代日記”ロケ地だった平安期開湯の湯村温泉で知られています。松葉蟹・蛍烏賊・漬魚・蒲鉾・浜坂ちくわ・熊の芋(山芋)・二十世紀梨・閉鎖育種の但馬牛・かりんとう・とち餅(湯村温泉)等の特産品・名物があります。郡内には老舗の和菓子店・食品店などが残っています。

1911年創業の駅弁店・米田茶屋が製造・販売していた かに寿司

かつてJR浜坂駅の駅弁として知られ、兵庫県美方郡新温泉町に本社を構えていた米田茶店。1911年(明治44年)に、浜坂駅の開業と共に駅弁製造を始めました。人気No.1商品は1958年(昭和33年)から発売している、かに寿司。香美町香住区産のベニズワイガニや、香住区のメーカーが製造する酢を使用する等、地元さんにこだわったお弁当でしたが、利用客の減少等もあり2019年1月に閉業されました。が、神戸市に拠点を置く1903年創業・淡路屋さんがその味を引き継ぎ、2019年4月より淡路屋さんから発売をされています。

という、かに寿司。パッケージや原材料は米田茶店さん時代からほぼ変えていないそう。

蓋を開けた図。この味、子供の頃駅弁フェアか何かで食べた記憶がある。暖かくない状態で食べてもふんわりとしてて甘いの凄いな。

米田茶店さんのかに飯は、淡路屋さんのオンラインサイトから購入しました。閉店する時のニュースだけしかフォローできていなかったので、まだ買えることを知らずビックリしました。広島駅弁さんがかしわ飯の寿軒さんの事業を引き継いだりと、歴史ある駅弁を引き継いでいこうという流れは心強いですね。旅行や出張に行く回数が減っていますが、買い支える回数を増やしたいなと思います。

—— 米田茶店 (淡路屋が継承) 基本情報———-
〇創業年 1911年創業 / 明治44年創業にルーツ
〇かつての住所
兵庫県美方郡新温泉町浜坂

事業を引き継いだ淡路屋さん住所
〇住所
兵庫県神戸市東灘区魚崎南町3-6-18
(公式サイト)⇨ お弁当の淡路屋

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