福島県中通り北部の二本松（にほんまつ）市は、室町初期に奥州探題の畠山高国が居館して地名を二本松と改称し、七代当主が白旗ヶ峯に移城して二本松姓を名乗り、江戸時代は二本松藩領で、地名由来には旅人の目安となる二本の霊松説・古城の四本松城から二本の松を移植説があります。胡瓜・ちょろぎ・茸・葉煙草・林檎・みしらず柿・西念寺柿・無花果・林檎ジュース・麺・凍み餅・多数の銘菓（本練羊羹・木の葉饅頭・玉羊羹・最中拾万石・最中洗心亭・あだたら山の揚げまんじゅう・みそまんじゅう・元祖あんぱん等）・味噌・醤油・清酒・ざくざく（ざくざく煮／ざくざく汁）等の特産品・名物・郷土食があり、市内には老舗の飲食店・和菓子店及び和洋菓子店（多数）・食品会社・醸造所（味噌・醤油・複数の酒蔵）・旅館などが残っています。

1907年創業、二本松最古の食堂 やなぎや

二本松駅目の前、徒歩1分の場所にある やなぎや。1907年(明治40年)に創業した老舗食堂で、現存する二本松最古の食堂となっています。福島県内でみてもトップ3に入る歴史ある店舗です。お蕎麦をメインに各種定食を提供されているお店です。

という、やなぎやさんの外観です。ほんと駅すぐそばにあります。

斜め下から撮った図。現在は1Fのみが店舗ですが、昔は2Fも店舗として使っていたような外観ですね。

店頭にはおすすめが貼られていました。そう、福島ってソースかつ文化圏なので、ソースかつ丼が、普通のカツ丼より前に紹介されています。

店内に入りました。テーブル席とカウンター席があります。今回はカウンターへ。先ほどのおすすめも載ってますね。

ということで、おすすめをアップで。麺はそば・うどん＆温・冷が選べます。

おすすめ以外もかなりメニュー豊富です。今気がついたけど、とはいえカツ丼は煮込みかつ丼がおすすめだったのねw。

今回はソースかつ丼セットをオーダーしました。麺は冷たいお蕎麦をチョイス。

別角度から。小鉢の昆布たっぷりの煮物も良いですね。

ソースかつ丼、食べ慣れてくると、煮込み系のよりもサラッと食べられる感じありますね。こちらのほうがコッテリしていそうなのに。とはいえ濃い味なので、ソースかつ丼の濃さを、お蕎麦で中和できるのは良い感じです。なんというか、こういうクオリティのものをサラッと食べられる食堂があることが、街の豊かさだよねぇ。

———やなぎや 基本情報———-
〇創業年　1907年創業 / 明治40年創業
〇営業時間
・11:00 – 14:00
※火曜・水曜 定休日
〇住所
福島県二本松市本町２丁目７６
（食べログ）⇒ やなぎや – 二本松/食堂 | 食べログ