越乃雪本舗大和屋、日本三大銘菓・越乃雪を買う / 新潟 長岡市 1778年創業 (安永7年)

新潟県中南部の長岡市は、人口が県下第2位で中越地方の中心都市であり有数の豪雪地帯。江戸時代は堀家を経て牧野家の長岡藩・長岡城の城下町で、1870年(明治3年)に支藩・三根山藩からの窮乏支援米を教育費に充てた“米百俵”の逸話で知られています。コシヒカリ・大口蓮根・清酒(清泉等)・栃尾あぶらげ等の特産品や長岡生姜醤油ラーメン・イタリアン・洋風カツ丼・笹だんご等の名物も多数あり、市内には老舗の和菓子店・食品店などが点在しています。

1778年創業、日本三大銘菓・越乃雪を製造販売する 越乃雪本舗大和屋

千手三丁目のバス停から徒歩2分ほど、長岡駅から徒歩15分ほどの場所にある 越乃雪本舗大和屋。安永7年(1778年)、長岡藩9代藩主・牧野忠精公が病に伏された際に、御用金物商であった岸庄左衛門(のちの大和屋庄七の祖)に相談し、とあるお菓子を調整・献上したところ病が快癒されたと言われています。この時に作ったお菓子が日本三大銘菓の1つ越乃雪であり、忠精公より「実に天下比類なき銘菓なり、吾一人の賞味は勿体なし、これを当国の名産として売り拡むべし」と称賛され、その名が与えられています。越乃雪本舗大和屋さんではこの年を創業年とされ、またこの功から長岡藩の御用菓子司を拝命されています。

という大和屋さんにお伺いしたタイミングは、本店改装中でした。ということでお隣の仮店舗へ。
仮店舗ですので、そこまで広くなかったのですが、越乃雪はもちろん他のお菓子も通常通り販売されていました。 で、購入したのがこちらです。16個入りとなります。
パッケージ裏側です。徳島産の和三盆・新潟産の餅米、氷砂糖とシンプルな原材料で出来ています。

包装紙を外すとこんな感じ。日本三大銘菓、創業安永七年等、強めの文字が並びます。
中身はこんな感じです。美しい越路の山々に清らかに降る雪になぞらえてうまれたお菓子とあって、どことなく情緒を感じますね。

越乃雪を食べたのは、この時が人生2度目でしたが、ほろっとする食感と上品な甘さがとても特徴的で、口に含むと新潟の風景が目に浮かびます。いいお菓子食べているなぁ、感がとてもあって。
このブログでようやく日本三大銘菓を全て紹介することが出来ました。全部印象に残るとても美味しいお菓子で。また食べに行きたいものです。

※日本三大銘菓は
森八 長生殿 (金沢市)
・越乃雪本舗大和屋 越乃雪 (長岡市)
風流堂 山川 (松江市)
とすることが多いです。その3つ以外に
松屋利右衛門 鶏卵素麺 (福岡)
を入れるケースもあります。

——越乃雪本舗大和屋 基本情報———-
〇創業年 1778年創業 / 安永7年創業
〇営業時間
・9:00 – 17:30
※水曜・日曜 定休日
〇住所
新潟県長岡市柳原町3−3
(公式サイト)⇒ 越乃雪 | 越乃雪本舗大和屋 | 新潟県長岡市

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