ベーカリー赤毛のアン (山口製菓舗)、甘食を自動販売機で / 千葉 銚子市 1914年創業 (大正3年)

千葉県北東部で関東地方及び県の最東端である銚子(ちょうし)市は、利根川下流から河口の南岸にあり古くから港町として栄え、水揚量日本一の銚子漁港と3つの卸売市場を擁しています。江戸時代以前は飯沼・三前と称された地で、“銚子”の地名は“銚”(元来は生薬煎じ用土瓶・薬缶類で狭小注ぎ口の酒器)に似て、狭小入口で中が拡がる地形に由来し元は“銚子口”と称されていました。名代の入梅鰯(真鰯)や各種鰯・釣り金目・鯖・鮫・鯵・秋刀魚・メヌケ・鮪・鰹等の魚介類や灯台キャベツ・大根・とうもろこし・トマト・銚子メロン各種・苺・西瓜等がが特産で、水産缶詰・海藻こんにゃく・ぬれ煎餅等の名物があり、市内には老舗の和洋菓子店・食品店などが残っています。

1914年創業、駄菓子屋として始まった 山口製菓舗

銚子駅から徒歩9分ほどの場所にある 山口製菓舗工場とベーカリー赤毛のアン。1914年(大正3年)に、山口阿起 (あき)氏が駄菓子店を開いたことが創業です。昭和初期に和菓子作りを始め、戦後に給食パンをはじめとしたパン製造を始められます。ご当地パンとして知られるサンオレや、コッペパン、甘食(あましょく)で知られ、甘食に関しては日本トップクラスの生産量を誇る、と言われています。

という、山口製菓舗さんの工場横で運営されているベーカリー赤毛のアンさんにやってきました。あれ、やっていない…?
入口には無慈悲にも完売のお知らせが。25年3月現在は直営店営業を止め、卸と自動販売機販売に集中されているそう。それぐらいオーダーが多いとのことです。
ということで自販機でございます。店舗の真前に立っています。

名物の甘食は形くずれ版が売っています。 他にはコッペパンも。コッペパンも美味しそう!
残念ながらコッペパンは売り切れていたので、甘食を買ってきました。形くずれのシール付きです。
甘食らしい、かわいい高さが素敵です。

もしかしたら日本で1番売れているかもしれない甘食は、甘食にありがちなパサパサ感は少なめで、しっとり感がありつつ程よい甘さで、昔ながら&上質さが同居した過去で1番美味しい甘食でした。さすが売れているだけはある…。甘食食べられたものの、サンオレ・コッペパンとまだまだ食べたいものがあるので、また銚子に行かねばです、はい。

—— ベーカリー赤毛のアン (山口製菓舗) 基本情報———-
〇創業年  1914年創業 / 大正3年創業
〇営業時間
・自販機販売 or 卸先店舗での販売
〇住所
千葉県銚子市清川町2-1122
(公式サイト)⇒ ベーカリー赤毛のアン【山口製菓舗】公式

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