昭和中期に埋め立てられた京橋川に架かっていた”京橋”に由来する中央区京橋は、旧日本橋区と合併し中央区になるまで、銀座地区を含む旧京橋区の中心でした。今も銀座への北の入り口として、大手企業本社も多いビジネス街の中に、老舗の飲食店・和菓子店・食品店などが残っています。
1764年創業、山形からやってきた店主によって創業された 山形屋海苔店
京橋駅から徒歩2分ほどの場所にある、山形屋海苔店。1764年(明和元年)に、奥州(現、山形県米沢市)からやってきた窪田惣八氏によって、日本橋小網町にて創業されました。山形屋、という名前は故郷から付けられたお名前だそう。
という山形屋海苔店さんの京橋本店がこちら。最近リニューアルされたのか、物凄く奇麗なお店です!
中に入ると、海苔とお茶がズラリと並んでいます。気になったのはこちらのちょっと変わった味海苔シリーズ。全部気になりますね…。
京橋本店限定の「焦がし醤油味」の味付海苔も。本店限定に弱いので、もちろん購入しましたw。 他にも高級ラインと思われる焼き海苔・味付け海苔も。この辺りもいつか買いたいなぁ。
山形屋海苔店さん、店舗内にお茶が飲めるカウンタースペースも設けられていました。日本橋・京橋近辺の老舗まわりに疲れた時に、ちょうど良いスポットかもしれません(そんなことしてるの僕だけかもしれませんがw)。
ということで色々買いました。まずは本店限定の焦がし醤油味の味付海苔。
見た目からはあんまり伝わらないと思いますが、焦がした醤油が香る、香り高い味付け海苔。美味しいね。
購入したものその2、塩とオリーブオイル味海苔。ブルーが印象的でカワイイ!
塩がまぶされているのが見えますね。焼き海苔と、一般的な味海苔の中間ぐらいにいる味がします。主張が強い味付け海苔が苦手な方にはちょうど良さそう。
そして3つ目がこれ。この記事のタイトルにもしたバター風味味海苔です。
じゃじゃーん、って見た目は変わりませんがw。この味海苔、成分表にバターは乗っていないのがアレではありますが、超美味しいんです。この時買ってから既に3回リピートしています。特に子供受けが抜群です。
最近色んな海苔屋さんが、変わり味海苔出されていますが、山形屋海苔店さんのバター風味味海苔は、頭一つ抜けたジャンキーさがあり、ハマる人はかなりハマるのではないかと。僕は(というかうちの子は)、かなりハマっており、上述したようにリピートしまくっています。他のも試したいのに、ついバター風味から始まってしまう魔力があります…。もし気になる方は是非一度お試しを!
話を山形屋さんに戻すと、ウェブサイトにこんな記載がありました。
五代目を継いだ惣八は「焼海苔」を創案したのを始め、旺盛な創造力を駆使して次々に新製品を考案、海苔の需要増を促し業界に多大な貢献をする。
おぉー、焼きのりの元祖店なのですね(他店でもそう書かれている店舗がありますので、一説としてご理解ください)。そういわれると焼き海苔も食べたくなってきたので、今度は焼き海苔も買ってみます!
——-山形屋海苔店 基本情報———-
〇創業年 1764年創業 / 明和元年創業
〇営業時間
・10:00~18:00
喫茶ラストオーダー 17:30
※日曜日・祝日 定休日
〇住所
東京都中央区京橋2-6-21 パイロット阪急阪神グリーンビル1F
(公式サイト)⇒ 山形屋の贈りもの【山形屋海苔店公式オンラインショップ】