乾物の八木長本店の出汁の効いたお煎餅 / 東京 日本橋室町 1737年創業 (元文2年)

江戸時代初期から開発が進み、京都・室町に町名を由来するとされる日本橋室町。魚市場発祥の地でもあり、呉服問屋などが店を構えた江戸最大の大繁華街でした。大小の企業が立地するビジネス街の中に、老舗の飲食店や商店が数多く残っております。

1737年創業、乾物とそれを活かした商品を販売する 八木長本店

三越前駅を出てすぐの場所にある八木長本店。1737年(元文2年)に伊勢から江戸へやってきた初代の方が、日本橋小舟町にて伊勢長という屋号で始められたお店が起源とのこと。明治時代に現在の場所に移られました。

こちらが店舗外観。一流料亭で出汁をひく際に使われている乾物を多数扱っていらっしゃいます。

今回はかつお節等の乾物ではなく、出汁の味を活かして作られたお煎餅を購入しました。

こちらは八木長かつおせんべい。せんべいにかつお出汁をたっぷりと使われています。

中身はこんな感じ。匂いをお届け出来ないのが残念でならないのですが、匂いからしてもうヤバいんです。こんな止まらないお煎餅初めてかも。

もう一種類出汁煎餅を買いました。こちらは鰹枯節(一般的によく見る鰹節は、荒節と呼ばれる乾燥をさせて作った鰹節。枯節は荒節にカビ付けして更に乾燥・熟成させたものです)と日高昆布で味付けたもの。

これもやばぃぃぃぃ、ぐらい美味しいです。

最初、「出汁で味付けたお煎餅?」って正直思ったんです。お煎餅はお煎餅で、そこまで変わり映えしないものだろう、と。
が、食べて出汁の偉大さが分かりました。この出汁煎餅、本当に美味しいんです。つい、食べ過ぎてしまうぐらいに。
この感動、中々お伝えしづらいのですが、是非食べて欲しい新しい老舗の味です。感動する体験が待っていますよ。

———八木長本店 基本情報———-
〇創業年 元文2年 / 1737年創業
〇営業時間
10:00~18:00
※1月1日・2日 定休日
〇住所
東京都中央区日本橋室町1-7-2
(公式サイト)⇒日本橋 八木長本店

1件のコメント

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です