和洋菓子 松屋の珈琲どら焼き / 東京 秋葉原 1769年創業 (明和6年)

JR秋葉原駅周辺は、家電製品からPC関連・アニメ・ゲームなどのサブカルチャーに至るまでの世界有数の電気街として全国各地からも外国からも買物客や観光客を集めて連日賑わっており、近年には秋葉原UDXのような複合型オフィスビルなども生まれています。秋葉原地区は、明治初頭に頻発した火災鎮護のため秋葉神社が建立されて、「あきばのはら」・「あきばがはら」・「あきばっぱら」などと称されていましたが、明治末期に現・JR秋葉原駅が読み方を改称してから「あきはばら」と称され、最近は「あきば」とも呼ばれています。尚、町名としての秋葉原は台東区ですが、秋葉原電気街は大半が千代田区外神田に属しており、外神田には老舗の飲食店や食品店が何軒か残っています。

1769年創業、和洋菓子 松屋

秋葉原駅から徒歩3分ほどの場所に、1769年創業の和洋菓子 松屋さんはあります。元々は伊勢出身(三重県)の初代が日本橋本石町で和菓子屋さんを経営されており、明治27年に今の秋葉原に移られたそうです。移転されてからで既に100年強、移転前を含めると200年強の古い老舗で、東京で4番目に古い和菓子屋さんなのだそうです(以上は、こちらのインタビューから内容を抜粋)。

こちらがお店の外観。昔ながら、が伝わるお店です。看板にも創業二百年、とうたわれています

松屋さんは和菓子屋さんと名乗らず、和洋菓子とされています。それは伝統的和菓子だけでなく、カステラ等の洋菓子を扱われるようになったからだそう。今もカステラやどら焼き、サブレ等を作られています。

今回お仕事先に、4種類別々の種類のお菓子を買いました。店先のノボリにもなっていた、珈琲どら焼き、秋葉原らしいAkibaサブレ、栗娘、松最中の4種類です。

こちらが珈琲どら焼き。コーヒークリームが入っている、と書かれています。

外観はまあ割と普通のどら焼きですね。

挟まれているクリームが、コーヒー味のバタークリーム。中々パンチのある重めのスイーツです。美味しかった。

そしてこちらが栗娘。パッケージからはどんなお菓子か見えづらいですね。

開けた姿がこちら。お饅頭の中身が丸々栗になっている豪華なスイーツでした。

前述のインタビューページでも紹介されていたのですが、松屋さんは200年の歴史を持つ老舗にもかかわらず、新しいチャレンジを続けられています。今回ご紹介した2品も、相当新しい和菓子ですよね。
パッケージをオリジナルして頂くこともできるそうなので、ちょっとしたイベント事のお菓子としても活用できそうです。チャレンジし続ける老舗には、何か励まされるものがありますね。

——–和洋菓子 松屋 基本情報———-
〇創業年 明和6年創業 / 1769年創業
〇営業時間
9:30~18:00
※日曜・祝日 定休日
〇住所
東京都千代田区神田松永町1
(神田法人会サイト)⇒ 老舗を訪ねて「松屋」

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