植垣米菓の鶯ボールは関西の定番お菓子 / 兵庫 神戸市長田区 1907年創業 (明治40年) 

神戸の地名は、現在の中央区三宮・元町周辺が古くから生田神社の神封戸(じんふこ、租税・課役等の神社奉仕住民)集落“神戸(かんべ)”だったことに由来します。神戸市で最小面積・最大人口密度の長田区は、“履き倒れの街・神戸”を象徴するケミカルシューズ・ゴム靴やマッチの生産で知られています。阪神・淡路大震災での甚大な被害からの復興再開発の過程で市出身の漫画家・横山光輝の作品を核とした地域交流・産業振興の“KOBE鉄人PROJECT”が進行し、2009年(平成21年)にJR・市営地下鉄の新長田駅前に“鉄人28号”巨大像が設置されました。区内には全国有数のコリアンタウンがあり、焼肉店・お好み焼き店も多く、冷麺・そば焼き(焼きそば)・発祥のそば飯で知られ、老舗の和菓子店・食品店なども残っています。

1907年創業、関西の定番お菓子・鶯ボールを製造販売する 植垣米菓 (うえがきべいか)

大橋のバス停から徒歩1分ほど、苅藻駅から徒歩11分ほどの場所にある 植垣米菓。1907年(明治40年)に、植垣与市右衛門氏が神戸市兵庫区で米菓製造を始めたことが創業となります。現在本社を置く長田区へは大正期に移られています。植垣さんといえば、鶯ボールが有名ですが、こちらの発売は1930年(昭和5年)。戦前は肉弾ボール・爆弾ボールと呼ばれていたそうですが、戦後の平和到来と共に現在名称・鴬ボールに変更されています。

という、鶯ボールです。関西のスーパーだったら大体置いてある印象があります。化学調味料・保存料・着色料不使用の昔ながらのなつかしい味、が特徴です。

こちらパッケージ裏側。1930年の発売以来愛され続けているあられのベストセラーとあります。カテゴリー的にあられだったのね。

こちらが鶯ボールです。白と茶色のあられですが、白部分はもち米・茶色部分は小麦粉になります。このあられを砂糖・塩・水飴で味付けをした甘じょっぱ系お菓子で、かりんとうをイメージして作られたようです。

関西の大学に通っていた頃、かなり身近だった鶯ボール。振り返ってみると東京に来て全然食べていません、というか、普段の生活で見かけることがほぼ無くなっていました。久しぶりに食べたのですが、ついつい手が伸びてしまうやみつき系のお菓子ですね。家の近くで手軽に買える場所、あるのかなぁ。

↓鶯ボールは楽天でもお取り寄せできますよ。

———植垣米菓株式会社 基本情報———-
〇創業年 1907年創業 / 明治40年創業
〇営業時間
・本社機能のため割愛
〇住所
兵庫県神戸市長田区西尻池町3-1-3
(公式サイト)⇒ 植垣米菓株式会社 | 米菓の製造・販売

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です