大阪市役所が所在する大阪市北区は、北は淀川・東は大川・南は土佐堀川と三方を河川に囲まれ西は福島区に隣接しています。江戸時代は米取引の堂島などの商業地や寺町の天満が市街地で、曽根崎新地・西天満の北側は低湿地を埋めた水田地帯が由来の梅田や菜の花畑見物の茶屋が並ぶ茶屋町などでした。明治以降は国の造幣局が置かれて金属工業が栄え蔵屋敷跡の中之島に役所・学校などが設置され、昭和初期には中之島・堂島にオフィスビルが建ち並び、JR大阪駅・私鉄各社の梅田駅が立地する大鉄道ターミナル・梅田には私鉄系百貨店が開設され、周辺はキタの繁華街として賑わってきました。梅田地区が近年は超高層ビル街となった一方で、天満には日本一長い庶民的な天神橋筋商店街もあります。この地区にも老舗の飲食店・和菓子店などが残っています。
1908年(明治41年)創業、季節料理のお店 つる家
つる家さんは1908年に大阪市東区北浜にて創業され、その後大阪にとどまらず東京、京都、名古屋等、様々な場所にお店を出されています。現在は本店であった北浜に店舗はないようで、大阪には、リーガロイヤルホテル店、千里阪急ホテル店、大丸梅田店、なんばダイニングメゾン店、の4店舗があります。
(大阪外の店舗を経営されているのは京都 つる家さんのようです)
梅田店は大丸の14Fにあります。鰻中心のお店です。
せっかく大阪にいたので、鰻だけでなく、きつねうどんとのセットをオーダーしました。煮物等も付いているお得なセット。
鰻のアップ図。関西風の焼き方といえば、腹開きで蒸す工程がないため、脂がたっぷりのっていて、柔らかさ重視というよりも、パリパリ感重視、と言われています。まあ、十分柔らかかったですけれど。
そしてきつねうどんがこちら。お汁とこのネギの感じが関西風で最高です。うどんはやや細め。
前菜的なものがこちら。関西の出汁が効いた薄味なのが、あぁ関西来たなぁ、という感じがしてよかったです。
つる家さんは、元々が日本料理屋さんというだけあって、一つ一つがしっかり作られていてとっても美味しかったです。大丸梅田店は鰻中心のお店なので、鰻はもちろんですけれど、鰻以外も楽しめるセット料理を頼むのがお得だなぁ、と個人的には思っています。
———-つる家 大丸梅田店 基本情報———-
〇創業年 明治41年 / 1908年創業
〇営業時間
11:00-23:00(LO 22:00)
定休日 元旦
〇住所
大阪府大阪市北区梅田3丁目1-1 大丸梅田店14F
(公式サイト)⇒ 大阪 つる家 日本料理、天ぷら、四季折々の味わいの会席料理