埼玉県東部の久喜（くき）市は、2度の合併を経て現市となりました。古社・鷲宮（わしのみや）神社がアニメ版“らき☆すた”の鷹宮神社モデルの愛読者聖地として賑わっています。地名由来には自然堤防等の小高い地説・燃料（柴・薪等）採取地説・薪山の意味の久木説等があります。米・小麦・六条大麦・蕎麦・隠元・梨・苺等の東京近郊型農業が盛んで、つむぎうどん・絹突きところてん・清酒等が特産で、近隣利根地域に伝わる“塩あんぴん（砂糖不使用塩餡餅）”や“いがまんじゅう（赤飯まぶし）”・梨ジャム・久喜クッキー・ツンダレソース等の名物があり、市内には老舗の飲食店・和菓子店・食品店・酒蔵などが複数残っています。

1912年創業、小麦の製粉・流通業として創業した つむぎや (土田物産)

栗橋駅から徒歩4分ほどの場所にある つむぎや。1912年（大正元年）に、茨城県結城市にて小麦の製粉・流通業の土田商店として設立されます。その後1927年（昭和2年）に結城製粉を設立、そして1937年（昭和12年）に栗橋製粉を設立し拠点が現在の埼玉県久喜市に移られます。現在の社名・土田物産となるのは1963年(昭和38年)のことです。小麦の産地である埼玉で、麺類、小麦粉、お菓子を作られていらっしゃいます。

という、つむぎやさんの本社にお伺いしました。栗橋駅からもこの看板が見えます。

入り口に入ると工場併設で店舗があります。次の写真で紹介しますが、左手には素敵なカフェもあるんです。
というカフェがこちら。おしゃれ〜。

店内に入りました。麺類や麺つゆがどーんと置かれています。つむぎやさんといえば、登録商標でもあるつむぎうどんが有名です。

最近はチーズケーキにも力を入れていらっしゃる模様。 どら焼きも美味しそう！
パッケージも可愛いですよね。

店内で販売しているお菓子は、併設のカフェで食べることもできます。埼玉和紅茶が気になったけれど、暑い日だったので無難にアイスコーヒーをチョイスしました。

カフェの中はこんな感じ。超素敵な雰囲気…！

で、購入したのがこちら。アイスコーヒー、チーズケーキ・プレイン、どら焼きの3つです。

まずはチーズケーキから。

味濃いめでずっしりきて美味しい。 そしてどら焼きです。パッケージに小麦のイラストがあるところにも、小麦へのこだわりが見えますね。 で、どら焼きです。真っ直ぐ王道な味。美味しい！つむぎやさん、元々はつむぎうどんを買いに行ったはずなのですが、店内の人が次々と購入されていたどら焼きとチーズケーキの勢いに押され、その2つを買い、帰りがけに買おうとしたうどんを買い忘れました…。なんという失態w。ですが、素敵カフェで美味しいお菓子でゆったり出来たので大満足です。それにつむぎうどんは、通販でも買えるのでうどん在庫が切れた時に購入しようと思います。

——–つむぎや (土田物産) 基本情報———-
〇創業年　1912年創業 / 大正元年創業
〇営業時間
・10:00〜17:00
※日曜・祝日 定休日
〇住所
埼玉県久喜市粟橋中央一丁目17-1
（公式ページ）⇒つむぎや　埼玉県久喜市栗橋の粉屋