津田清風堂でもみじ饅頭 / 広島 宮島・廿日市市 1908年創業 (明治41年)

広島県廿日市市宮島町は、明治中期からの厳島町が昭和中期に宮島町となり平成中期に旧佐伯郡から廿日市市に編入されました。平安時代末期に平清盛の庇護で栄え、日本三景の一つで世界遺産の厳島神社(安芸の宮島)で知られています。特産品・名物に宮島細工・しゃもじ・もみじ饅頭などがあり、町内には老舗の飲食店・和菓子店などが複数残っています。

1908年創業、宮島 島内にある津田清風堂

揚げもみじで有名な紅葉堂さんの本店からフェリー乗り場へと向かう途中、歴史を感じさせながらも、日常に溶け込んでいる老舗が、津田清風堂さんです。堂々たる老舗というよりは、誰もが愛せる身近な老舗です。

猫も覗ける親しみやすさ。暑い季節はソフトクリームやかき氷も販売されています。

津田清風堂さんのことは調べてもあまり出てきません。ウェブサイトのメッセージもとてもシンプル。

創業明治41年 三代続いた老舗のもみじ饅頭屋です

昔ながらのこしあんのもみじ饅頭を作り続けています。    お茶を飲みながら焼きたてのもみじ饅頭を食べてみんさい   美味しいよ。

休憩所でお茶でも飲みながらが本当は良かったのですが、この日東京戻りの飛行機に乗る必要があったので、泣く泣くお土産の購入にしました。可愛いパッケージに詰めてもらえます。

王道の漉し餡の姿がこちら。昔ながらのスポンジっぽい生地にこしあん、です。

パッケージから出してみた、の図。まあ普通なんですけれどw。

中に入れて頂いた小さなパンフレットには、もみじ饅頭の由来が解説されています。伊藤博文の「もみじのようなかわいい手を焼いて食べたら美味しかろう」というジョークから生まれた、という通説です。今ならとんだパワハラ野郎ですねw。

ちなみにパンフレット表面。由緒正しさ感しかない。

津田清風堂さんは、ここが凄い、というよりも、どこにでもあるものをきちんと作ってくれることって、とても価値のある事なんだ、と再認識をさせてもらえるお店です。こういう老舗が元気に商売をされているというのが素敵ですね。

———津田清風堂 基本情報———-
〇創業年 明治41年創業 / 1908年創業
〇営業時間
10:00~17:30
※定不定休
〇住所
広島県廿日市市宮島町536-1
(食べログ)⇒ 津田清風堂 – 広電宮島口/和菓子 [食べログ]

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