ときわ食堂のルーツの一つ、浅草ときわ食堂 / 東京 浅草 1922年創業 (大正11年)

高級店から大衆店、甘味・軽食・ディナーまで何でも老舗で揃えられる街、浅草。そんな浅草にある、食堂感溢れる老舗に伺いました。

1922年創業、ときわ食堂のルーツの一つ、浅草ときわ食堂

銀座線浅草駅から徒歩3分程度、雷門からすぐそばにある浅草 ときわ食堂。雷おこしで有名な常盤堂さんのお隣と書くと分かりやすいかもしれません。1922年(大正11年)に、ときわ食堂総本店の第5支店として、本所小梅平町(現在の墨田区業平)に開業されました。雷門に移られたのは1936年 (昭和11年)で、戦争で焼失するも、同じ場所で営業を再開されて現在に至ります。
後ほど説明しますが、東京各地にあるときわ食堂の多くは、こちらの浅草ときわ食堂の暖簾分け店舗となります。

こちらが店舗外観。2010年(平成22年)に改装されたばかりなので、かなり奇麗な店舗です。ちょっと見づらいですが、右下に本日の定食メニューが載っています。
定食メニューは単品でもオーダー可能です。全部頼みたくなるなぁ。 今回は子供と2人で行ったので、一番豪華な定食メニューの特定と、単品メニューをいくつか頼みました。特定めっちゃ豪華!!!ここに茄子の揚げ出しが付いて1600円の定食となります。

こちらが茄子の揚げだし。

メインは、みがきにしん焼きでした。しょっぱ目でご飯がススミます。
単品で餃子もオーダーしました。落ち着く家庭的な味です。 そしてアジフライ。間違いないやつですね。 野菜を少し取りたかったので、ほうれんそうのお浸し的なもの。甘さがちょうど良くて美味しい。 そしてハムカツ。2人分にしては頼み過ぎた感もありますが、ペロッと食べられてしまう美味しさです。こういう定食屋大好き。 途中「いかだんご消して、甘露煮書いておいて」とキッチンから声が。即座にお店の方がメニューを書き換えていました。こうやって柔軟に定食が変わっていく感じが素敵ですよね。メニュー変わっているの、わかりますか? 最後になりますが、ときわ食堂の系譜についてです。メニュー表の最後に、簡単な解説と系統図が載っていました。料亭の常盤花壇から、ときわ食堂総本店が生まれ、総本店から5番目に暖簾分けされたのが、こちらの浅草ときわ食堂になります。同じ総本店からの直系店舗としては、入谷のときわ食堂さんがありますね。ときわ食堂さんとして比較的知名度が高い(と思われる)巣鴨、亀戸は両店共に、浅草ときわ食堂さんからの暖簾分け店舗となります。こうやって歴史がつながっていっているのを見るのは、なんだか嬉しくなりますね。

浅草ときわ食堂さんは、何度も目の前を通っていたのですが、中々入る機会がなかったんです。というのも浅草に行くと、名店だらけだから、わざわざ食堂に入るのもね、と思ってしまって。今回子供と2人だったので、「さくっと食べていこうか」とときわ食堂さんに入った訳ですが、そのおかげで浅草の町にお気に入りの店舗がまた一つできました。リーズナブルで、美味しくて、そしてとっても落ち着ける場所。こんな食堂が家の近くに欲しいw。

———浅草ときわ食堂 基本情報———-
〇創業年 大正11年 / 1922年創業
〇営業時間
平日9:00-22:30
土日祝日:8:00-22:30
※水曜日 定休日
〇住所
東京都台東区浅草1-3-3
(公式サイト)⇒浅草 ときわ食堂

2件のコメント

  1. ・浅草には、歴史は古くないですが合羽橋本通りに雷門からの暖簾分けのときわ食堂がありますね。それにしても、ときわ食堂は新小岩などあちこちで段々無くなってきているのは寂しいです。谷中よみせ通りの店などはかなり前に居酒屋の「谷中ときわ」に衣替えしてしまいましたし。一方で巣鴨・駒込で4店舗運営している会社が先般大塚店を開業して5店舗チェーンに発展している例もありますが。個人経営・家族運営の町の食堂には何とか頑張って戴きたい、と食堂呑み好きの私は願うばかりです。
    ・町の食堂では、江東区亀戸6丁目(国道14号:京葉道路沿い)の「エチゴヤ」が創業120年位だと、以前に何回か訪れた際にご常連から伺いました。
    ・ところで、近年はB級グルメなる用語がすっかり定着して普通名詞になっており、然もその対象たるやソース焼きそば・お好み焼き・焼餃子・麺類・モツ煮込み・唐揚げ等々の類いですし、更に地域起こしと称する特定地域の食い物に同化してきております。然し乍ら、この用語は、雑誌angle連載(私もガキのくせに愛読していました)を基に1985に刊行された「東京グルメ通信 B級グルメの逆襲」が初出と巷間云われていますし、その翌年の1986年刊行の文春文庫ビジュアル版「東京B級グルメ」及びそのシリーズで人口に膾炙し始めた筈です。然も「東京B級グルメ」では5大丼(天丼・うな丼・かつ丼・親子丼・牛丼)と3大ライス(オムライス・カレーライス・ハヤシライス)が主たる対象です。前述の「谷中ときわ」も食堂として掲載されています。(私は両書共に書棚の奥に埋もれていて確認できないので怪しげな記憶のみで書いていますが)要は、町の食堂の食い物こそ本来のB級グルメだと申したい次第なのであります。
    ・戦後の創業で70余年の歴史ではありますが、ダッチ珈琲発祥店と云われる浅草のアンヂェラスが来月17日を以て建物老朽化のため閉店するそうです。工場も閉じてしまうそうで、梅ダッチコーヒーもロールケーキのアンヂェラスも独特絶品のフルーツポンチも幻の味となってしまう訳ですし、浅草の魅力も又薄れてしまいますし、誠に残念です。

    1. ときわ食堂さんは、この記事の訪問後も1度行きましたが、なんとも言えない良さがあるお店だなぁ、と感じています。
      他のときわ食堂さんは、大正以前があるか含め調べ切れていないので、大正以前があれば優先的に訪問してみたいと思います。
      入谷のときわ食堂さんが大正12年は抑えてあるのですが、それ以外はまだわかっておらず、で。

      ・エチゴヤさんは、リストに入れております!亀戸は船橋屋さんも行きたいなぁと思っていますので、
      夏前までには行きたいところです。

      ・B級グルメは、そんなに長い歴史がある言葉だとは知りませんでした。てっきりB-1グランプリが出てきた2000年前後の言葉だと思っていました。
      さらに10年以上もさかのぼれるのですね。
      お話を聞いていたら読みたくなってきたので、amazonにあった文集文庫版を購入しました。
      B級グルメのスタート地点を読んでみたいと思います。
      https://www.amazon.co.jp/%E3%82%B9%E3%83%BC%E3%83%91%E3%83%BC%E3%82%AC%E3%82%A4%E3%83%89-%E6%9D%B1%E4%BA%ACB%E7%B4%9A%E3%82%B0%E3%83%AB%E3%83%A1-%E6%96%87%E6%98%A5%E6%96%87%E5%BA%AB%E2%80%95%E3%83%93%E3%82%B8%E3%83%A5%E3%82%A2%E3%83%AB%E7%89%88-%E6%96%87%E8%8A%B8%E6%98%A5%E7%A7%8B/dp/4168112012

      ・アンヂェラス閉店は本当に残念です。上京直後に手塚治虫巡礼の一環で伺ったものの、2年前を最後に中々伺えておりません。
      何ともいえないあの雰囲気は、どこかに保存しておきたくなりますよね。
      誰か360度写真等で残しておいて欲しいものです。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です