鉄道と共に歴史を歩んできた老舗が、日本全国にあります。品川駅構内の立ち食い蕎麦屋さんも、その一つです。
1922年創業、品川駅構内で弁当販売から始まった 常盤軒
品川駅の複数個所で立ち食い蕎麦屋を展開する常盤軒。1922年(大正11年)に、鉄道建設の貢献から、伯爵小松重春が品川駅立売営業件を許可されたことが、常盤軒の始まりとなります。当初は駅弁を販売しておりましたが、1964年から立ち食い蕎麦屋の運営に乗り出しています(お弁当販売は、2013年にTKP社に売却し撤退)。
今回は1号店っぽい、山手線が走る1番・2番線ホームの店舗に伺いました。こちらの店舗、いつ伺っても凄く混んでいますよね。
こんな感じで、お蕎麦メニューと丼系メニューが並んでいます。珍しいのは品川丼、でしょうか。 ということで品川丼をオーダー。品川丼=かき揚げが乗った丼となります。 品川丼を少しアップで。かき揚げの中身は桜エビ、げそ、玉葱等が入っています。見ての通り高級というより、ジャンクな味。やや粉っぽいかき揚げを、たっぷりのタレに絡ませて、何ともいえないイケない雰囲気出してきます。好きか?と聞かれれば、もちろんですよ、と僕は答えますが、万人受けする味ではないかもしれませんw。冒頭に書きましたが、鉄道と共に歴史を歩んだ立ち食い蕎麦屋さんって、関東近辺ではいくつか見かけます。桜木町(初代横浜駅)の1900年創業 川村屋さん、東神奈川駅の1918年創業 日栄軒さん、がぱっと思い浮かぶところです。ほかにも老舗立ち食い蕎麦屋さんありそうなので、少し調べてみます。立ち食い蕎麦みたいな、庶民フードの代表格が100年の歴史を持ってるとか、なんか嬉しいですよね。
——- 常盤軒 基本情報———-
〇創業年 1922年創業 / 大正11年創業
〇営業時間
[月~金] 6:00~23:30
[土・日・祝] 6:00~23:00
※定休日なし
〇住所
東京都港区高輪3-26-27 JR品川駅構内
(wikipedia)⇒ 常盤軒 – Wikipedia