東華軒の小鯵押寿司の美味しさよ / 神奈川 小田原 1888年創業 (明治21年)

戦国時代の後北条氏や江戸時代の小田原藩の城下町として栄え、およそ400年前に東海道五十三次中で最大の規模であった9番目の小田原宿が設けられて賑わった神奈川県小田原市。古名の「小由留木」(こゆるぎ、「淘陵」とも表記)の草書体を読み間違えた説や、原野を開墾して小田となったとの由来説があります。西湘地域の核であり永らく箱根観光の拠点でもあって、豊かな自然の中で海山の産物に恵まれ、蒲鉾や梅干などの特産品で全国に知られており、各所に老舗の飲食店・和菓子店・食品店などが点在しています。

1888年創業、東海道本線で初めて駅弁を販売した 東華軒

小田原駅から徒歩1分の場所にある 東華軒 東口売店。小田原・熱海で駅弁を販売する同店は、小田原駅の新幹線構内に3店舗、駅すぐそばに1店舗あり、今回はその駅そばの東口売店にお伺いしました。東華軒とは、東国東海に咲く見事な花でありたいとの願いと、華軒が貴人乗用の車を意味するところから来ているそうです。

創業は1888年(明治21年)で、 足柄下郡国府津村(現:小田原市)で旅館を営んでいた飯沼ヒデ氏が東海道本線国府津駅構内で竹の皮に包んだ握り飯を販売を始めたことでその歴史が始まりました。こちらのお弁当は、東海道本線最初の駅弁とされています。その後小田原駅開業と同時に小田原駅でも販売をはじめ、現在は本拠地を小田原に置かれています。

という東華軒さん東口売店の外観はこちら。閉店間際だったので割引販売品もありました。

今回購入したのは小鯵押寿司。明治36年に発売された、ロングセラーのお弁当なのです。 中身はこんな感じ。お酢の程よい酸味が食欲をそそる美味しいお弁当。何だか旅行に来た感があって嬉しいなぁ。

長い歴史を持つ東華軒さんには、小鯵押寿司以外にも、小田原セレクションに選ばれた明治40年から発売している鯛めしや、人気No.1商品とりそぼろといった気になる商品が多々あります。小田原は老舗が多い街なので、老舗訪問の帰り道に少しずつ買ってみようと思います(そのため恐らく、いつの間にかこのページの掲載商品は増えていく予定ですw)。

———東華軒  基本情報———-
〇創業年 1888年創業 / 明治21年創業

※以下は東口売店の情報です
〇営業時間
8:30〜19:00
※無休
〇住所
神奈川県小田原市栄町1-2-1 小田原駅前ビル 1F
(公式サイト)⇒小田原の駅弁・仕出弁当・ケータリング|東華軒

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