山田竹風軒の源氏巻・松葉ボーロ・栗御門 / 島根 鹿足郡津和野町 1885年創業 (明治18年)

島根県南西部の鹿足(かのあ)郡は、承和10年(843年)に隣接の美濃郡からの2郷分離で能濃郡と共に興り、1879年(明治12年)の行政区画郡発足時から変わらず津和野(つわの)町・吉賀(よしか)町の2町が属しています。8世紀頃に筑紫国から来襲の八角八足の怪鹿を勇者が退治したことが郡名由来とされており、江戸時代は幕府領及び坂崎氏を経て亀井氏の石見津和野藩領でした。津和野町は、1889年(明治22年)に5村合併で発足し、1955年(昭和30年)の2村・1村一部との合併を経て2005年(平成17年)に隣接の日原町と合併して3代目の現町域となりました。地名は“つわぶきの生い茂る野”が語源とされ、江戸期は津和野藩城下町として栄え、森鴎外・西周の生地として知られ、山間の小盆地の街並みは小京都の代表格と称されています。友禅和紙民芸品・茶・冬虫夏草茶・柚子製品・鮎うるか・山葵漬・鮎料理・清酒・源氏巻(カステラ餡巻)等が特産品・名物です。郡内には老舗の和菓子店・酒蔵などが残っています。

1885年創業、津和野名物・源氏巻を製造・販売する 山田竹風軒

鷲原のバス停から徒歩4分ほど、津和野駅から車で10分弱の場所にある 山田竹風軒 本社。1885年(明治18年)に、山田聞蔵氏によって創業された和菓子店です。創業時から、津和野の名物である源氏巻を製造されています。源氏巻は津和野藩の菓子司であった見墹情貫堂の主人・善一郎氏が生み出したとされ、その名前は源氏物語から取られています。津和野では約10店舗ほどで、源氏巻が販売されているそうですよ。

という、源氏巻です。細長い箱に入っています。

こちら裏側。源氏巻は赤穂浪士の事件前に吉良家に送られたもの、という逸話もあるそうです(このお話は創作の可能性もあるとのこと)。

で、源氏巻です。愛知県でいう、大あんまきみたいな形をしていて、小麦で焼いた皮にあんこがたっぷり挟まっています。ちなみに源氏巻の名は源氏物語の若紫に出てくる和歌「手に摘みていつしかも見ん紫の根に通ひける野辺の若草」にあやかって付けられたのだとか。

こんな感じです。この組み合わせ、美味しいに決まっている…!

お取り寄せしたものその2、松葉ボーロ。

こんな形でたくさん入っています。

松葉ボーロは、松葉の形に焼いた、小麦と卵の焼き菓子です。歯応え系の素朴な味のお菓子です。

ラストが、つわのな味・栗御門(くりみかど)。

切り分けるとこんな感じです。buyer’s room AWARD 2021-「審査員特別賞」を獲得したという、栗入りあんこをカステラで挟んだお菓子。美味しいが溢れてた…!

源氏巻、一度食べてみたいと思っていて山田竹風軒さんに辿り着き、予想通り大好きな味だったと共に、「これめっちゃ美味しいじゃないか!」っていうお菓子・栗御門に出会えました。色々買ってみって大切よね。美味しいお菓子と出会えた瞬間ってほんと幸せだよね。お取り寄せは公式ECサイトからどうぞ。

↓楽天だとふるさと納税で出ています。

 

——–山田竹風軒 基本情報———-
〇創業年 1885年創業 / 明治18年創業
〇営業時間
・8:30-16:30
※定休日なし
〇住所
島根県鹿足郡津和野町高峯584-2
(公式ページ)⇒津和野源氏巻山田竹風軒 山陰の小京都 -なごみの和菓子- – 創業百余年、津和野伝統の味を生かした源氏巻をはじめ、栗御門、甘寝斉等多様なお菓子を取り扱っています

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