辻末製菓舗の たにし飴、スパイシーで美味しい / 滋賀 大津市 1880年創業 (明治13年)

滋賀県庁所在地の大津市は、飛鳥時代の667年に天智天皇が近江大津宮に遷都し、奈良時代に瀬田に近江国府が置かれた地。江戸時代は東海道53次の最後の宿場・大津宿、膳所藩城下町の膳所、比叡山門前町・港湾の坂本、湖上交通拠点の堅田などが栄えました。琵琶湖と比叡山とに囲まれた豊かな自然景観は多くの観光客を集めています。大津絵大津算盤等の伝統品や鮒・蜆・湖魚加工食品等の伝統食材も豊富で、膳所茶は黒船来航のペリーに賞賛され後に対米輸出品第1号となりました。市内には老舗の飲食店・和菓子店・食品店などが数多く残っています。

1880年創業、黒糖と肉桂等で作るたにし飴を製造・販売する 辻末製菓舗

橋本のバス停から徒歩3分ほど、唐橋前駅から徒歩9分ほどの場所にある 辻末製菓舗。1880年(明治13年)に創業された、たにし飴の製造・販売をする老舗店です。たにし飴、といってもたにしを使った飴ではなく、ルックスがたにしに似ているから付けられた飴となります。

という、辻末製菓舗の外観です。角地にお店があるのですが、どちらから見てもたにし飴とよく見える看板が出迎えてくれます。 入り口の横にも、たにし飴。
こちら入口の写真です。

辻末製菓舗さんは、たにし飴のみを製造・販売を行っていらっしゃいます。ので、サイズを選ぶのみ。最小サイズの200円〜500円まであります。

こちらは200円サイズになります。

包装紙を取ると飴が出てきます。原料は、砂糖・黒糖・水飴・ケシの実・香料のみ。夏季要冷蔵とある通り、夏だと飴が溶けちゃいます(溶けていますw、のでアップ写真は載せない形にします)。

熱で飴が溶けてしまっており、たにしの形状かは分からないままですが、一部削り取りつつ食べ進めています。事前評判で「かなりスパイシーでピリッとする」と聞いていたのですが、確かに一口目がニッキの強烈なのが襲ってきて、徐々に甘くなっていく、というあまり食べたことのない飴でした。これ、むしろ今の方が流行るんじゃなかろうか、というモダンな味。これが明治から存在していたとか凄いなぁ。

—– 辻末製菓舗 基本情報———-
〇創業年 1880年創業 / 明治13年創業
〇営業時間
・9:00〜18:00
※月曜日 定休日
〇住所
滋賀県大津市神領1-12-11
(食べログ)⇒ 辻末製菓舗 – 唐橋前/和菓子 | 食べログ

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