東京都多摩地域の西部(西多摩地域)に位置する福生市。江戸時代には農村であると同時に周辺の宿場町として栄え、交通の要所として重要な役割を果たしました。昭和15年(1940年)に旧福生村と旧熊川村が合併して福生町が誕生し、昭和45年(1970年)に市制を施行しました。市名の「福生」は、「福が生まれる」という縁起の良い漢字が当てられていますが、実際の語源には「北風を防ぐ地」など諸説あり、古くからの歴史を秘めた地名です。現代の福生市を特徴づけるのは、市域の約3分の1を占める「米軍横田基地」の存在です。国道16号沿いには基地関係者向けのインポート雑貨店や多国籍料理店、古着屋などが立ち並ぶ「福生ベースサイドストリート」が形成されています。和と洋、歴史と現代が入り交じる、訪れる人を飽きさせない魅力あふれるまちです。
1822年創業、玉川上水のほとりに酒銘“嘉泉”を醸す登録有形文化財の酒蔵 田村酒造場 (たむらしゅぞうじょう)
JR青梅線・福生駅から徒歩10分ほど、玉川上水のほとり、福生市福生に蔵を構える 田村酒造場。1822年(文政5年)、名主役を務めていた福生村の旧家・田村家の九代目 田村勘次郎(賢真)氏が酒造業を興したのが始まりです。代表銘柄“嘉泉(かせん)”の名は、敷地内で酒造りに適した秩父・奥多摩の伏流水(中硬水)を得た喜びから“嘉(よ)き泉”として酒銘を定めた、という由来があります。家訓は「丁寧に造って、丁寧に売る」で、量を追わず手間を惜しまない姿勢が貫かれています。敷地内の酒造蔵は国の登録有形文化財で、南から本蔵・中蔵・新蔵が連なる大規模土蔵建築。レンガ煙突が印象的な景観をつくり、200年を超える時間が建物そのものに刻まれています。
という、田村酒造場さんの外観です。過去訪問した酒蔵の中でもかなり大規模でちょっとビックリ。

ことごとくスケールが大きい。
ザ・酒蔵感がある建物の数々。この煙突も杉玉もめっちゃ良いね。
蔵もとてもカッコ良い。

裏手には大きな公園的なものも。想像していたサイズ感と全然違って驚きの連続でした。

と、建物のことばかり書いてますが、ここからは売店です。各種並んでおります。
歴史を説明するパネルも。

で、購入したものです。田村酒造場さんの嘉泉は、元々は町田市のエスポアなかのやさんで教えてもらったのをきっかけに知りました。こちらはその時に購入したものです。
特別本醸造で”まぼろしの酒”と書かれています。
ラベル裏側です。60%とかなり磨いてあります。飲み口は中口とあり、辛口と甘口の中間ぐらいです。
2022年に創業200周年を迎えました、というラベルもついてました。
で、ここからは売店で購入したものです。極め付け辛口です。
ラベルアップで。名前の通りスッキリ辛口で、ご飯と合わせやすそうでした。
そして、東京の酒蔵と書かれたタイプの嘉泉です。

簡易的なパッケージなので、一般酒が入っているのかなと思いきや、精米歩合60%のアル添なしのめっちゃ美味しいお酒が入っていました。こちらも辛口寄り。
200年の歴史と”嘉泉”の名前の由来を辿ると、酒蔵そのものが文化財として残されている重みを感じました。家訓の通り”丁寧に造って、丁寧に売る”という姿勢が、味にも蔵の佇まいにも染み込んでいる感じ。下調べせずに伺ったので、そもそもこんな大きな蔵だと思っておらず、かなりビックリしました。この後の訪問で知ることになるのですが、26市の酒蔵ってサイズ感がビッグで訪問がかなり楽しいですよ。田村酒造場も、もちろんそのうちの1件です。