親子丼発祥の玉ひでで、親子丼と軍鶏鍋を食べる / 東京 人形町 1760年創業 (宝暦10年)

江戸時代には後に浅草裏手に移転するまでは吉原遊郭があり、その後は浅草に芝居小屋が集められるまで歌舞伎の中村座・市村座や人形芝居の結城座などがあった中央区日本橋人形町。人形を制作・販売する店が並び、人形遣いが多く住んでいたことが地名の由来だといわれています。永らく芳町花街として栄えてきた一帯には老舗が多く残っており、人形町通りや甘酒横丁を中心に老舗の飲食店や和菓子店や食品店などが連なっています。

1760年創業、親子丼発祥の店として知られる 玉ひで

人形町駅から徒歩1分、水天宮駅から徒歩2分ほどの場所にある 玉ひで。1760年(宝暦10年)に御鷹匠であった山田鐡右衛門の父が、鷹匠の副業として軍鶏鍋屋をはじめたのがその歴史の始まりです(士農工商の武士が商いをするのは身分を下げることになるとの思いから、息子であった鐡右衛門を初代としたとのこと)。山田鐡右衛門が27歳の時に「たま」との結婚を機に、店名がなかったお店を「玉鑯」と名付け、1897年(明治30年)五代目秀吉の時代に「玉てつの秀さん」呼ばれることが多くなり、ここから現在の屋号である「玉ひで」と名付けられたそうです。

という玉ひでさんは親子丼発祥のお店としてしられ、お昼は物凄い行列が出来るのですが、今回はディナーに伺いました。ディナータイムはコースのみとなりますが、親子丼付きもあるので、親子丼を並ばず食べたい人は夜に来るのが良いかと思います。

という玉ひでさん。外観写真を撮り忘れたので、内装から。軍鶏の写真がありますね。コロナ禍ですので、隣の席に座らないように余裕を持った席配置になりました。

コースターの写真。宝暦10年って凄いですよね。

まずはそぼろ的なものが出てきました。これだけでお酒凄く飲めそう(ほぼ下戸なので飲みませんがw)。

スープが出てきます。濃厚な鶏の出汁が出ています。

鶏の前菜3品。肉が美味しいのは当たり前のことですが、卵も濃厚で旨い。

軍鶏鍋がスタートします。濃い目の出汁の匂いにもやられます。

鍋は取り分けて頂けます。濃い目の出汁に負けない肉の味、しらたき、豆富、ネギの美味しさに唸らされます。最高っす。
次は鳥肉シリーズ。ははぁー、幸せな気分になれますね。 最後に〆の親子丼がやってきます。小ぶりの鉄鍋に入ってて高級感あります。 じゃじゃーん、親子丼です。元祖かつ、日本一美味しいと個人的に思ってます。幸せ感が溢れ出てるw。半熟な玉子と出汁が絡まった感じって、日本一うまい液体なんじゃないだろうか。

玉ひでさん、前回お伺いしたのが2015年だったので5年もご無沙汰してしまっておりました。こんな美味しいお店に長期間来ることが出来ていないなんて本当に勿体ないことをした…。改めて最高に楽しめたので、また来たいと思います。並ぶけど、並ぶ体験も含めて昼の親子丼も食べてみたいな(コロナで渋滞緩和していたりするのかな)。

——–玉ひで 基本情報———-
〇創業年 1760年創業 / 宝暦10年創業
〇営業時間
・[昼の部]の営業時間11時15分~13時45分
※13時45分までに御来店のお客様で終了。
※コースのお客様は並ばずにお入りください
・[夜の部]の営業時間17時~21時30分(L.O.20時30分)
※定休日はHP確認とのこと。
〇住所
東京都中央区日本橋人形町1丁目17−10
(公式サイト)⇒ 玉ひで 創業宝暦十年(1760年)鳥料理 すき焼き 親子丼

 

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