髙砂酒造、新酒しぼりたて 国士無双を買う / 北海道 旭川市 1899年創業 (明治32年)

北海道北中部の旭川市は、上川盆地の石狩川等の合流部にあり、人口が札幌市に次いで道内2位の道北地方の経済・産業・物流・文化の中心都市。1889年(明治22年)末の山縣有朋内閣閣議決定の上川離宮設置に際して、旧称の上川郡“忠別”のアイヌ語源(チュプ:太陽+ペト:川)に基づき帝国象徴的文字“旭”を用いて村名とされました。江丹別蕎麦・旭川ラーメン・発祥地とされる塩ホルモンや豚トロ・各種菓子等の名物・特産品や、もつそば・ジュンドッグ(棒状洋風握り飯)・ゲソ丼・新子焼き(骨付き鶏肉半身素焼き)等の地場料理があり、市内には老舗の飲食店・和洋菓子店・食品店が点在しています。

1899年創業、北海道初の全国新酒品評会で金賞受賞した 髙砂酒造

1条17丁目のバス停から徒歩3分ほど、旭川駅から徒歩16分前後の場所にある 髙砂酒造。1899年(明治32年)、福島県若松市出身で乾物商を営んでいた小檜山鐵三郎氏が、知り合いの酒蔵から酒造りの道具一式を譲り受け酒造りを始めたのが創業です。1926年(大正15年)には、北海道初の全国新酒品評会での金賞受賞をされています。1953年に株式会社化し、1965年に石崎酒造と合併し現在の社名・高砂酒造へと改称されています。高砂酒造さんといえば、1975年発売の国士無双が全国的なヒット商品となったことで知られています。その後日本酒の低迷やグループ企業の不調等あり民事再生法を適用しますが、現在は札幌市の日本清酒さんの子会社となり、お酒造りを続けられています。

という、髙砂酒造さんの外観です。こちらは遠くから見た図です。入り口は先に進んだ場所にあります。
こちらが入り口です。中々貫禄あって良いですね。
店内にはいると、国士無双の暖簾が出迎えてくれます。
奥は資料館になっていて、誰でも入ることが出来ます。嬉しいですね。
ということで、資料館の写真を何枚か。先代社長の応接間だそう。
そして年表です。創業者の小檜山鐵三郎氏が会津から北海道へやってくる1890年からの歴史が書かれています。スタートの乾物商は札幌在住時のお話なのですね。
こちらは酒造りのコーナーですね。
そして酒造好適米のお話。米作りが大変だった北海道で、酒造好適米・初雫が出来たのは1988年と割と最近のお話なのだそう。 このコーナーは高砂酒造さんで出されている日本酒の説明です。
そして過去のポスター・グッズ・ラベル等が並んでいます。
そして商品ラインナップ。中々見応えのある資料館でした。
そして入り口に戻り、売店に行きます。こちらが売店入り口です。
めちゃくちゃ広い…!
ラインナップも豊富です。国士無双だけでも本醸造から大吟醸まであって目移りする…。
こちらは旭神威、さらにグレードの高いお酒です。氷温貯蔵等、北海道の酒造りの技術を詰め込んだお酒になっています。
悩んだ時は限定酒に限ります。新酒しぼりたての国士無双を発見したので、こちらを購入することにしました。
で、遠くに運ぶので箱入りで買ってきました。
箱の裏側には資料館にあった年表が載っていました。プレゼントで渡した時に、こういうのがあると歴史が伝わって良いですよね。
そして高砂酒造の解説も。「ここにしかないモノ」を造り続ける酒造さんです。素晴らしいですね。
で、ボトルです。季節限定の文字が眩しいですね。 ラベル部分をアップでどうぞ。購入したのは純米酒になります。

国士無双は現在そのほとんどを北海道産のお米を使って造られているそう。せっかく北海道で買うなら、やっぱりそういうお酒欲しくなりますものねぇ。私は国士無双飲むのは多分初めてだったのですが、しぼりたてなのもあってか、フレッシュでスルッと飲めるどちらかというと甘口よりのお酒で、食事を邪魔しない万能選手のようなお酒でした。ちょっとしたタイミングで飲みたいお酒だなと感じました。

———-髙砂酒造株式会社 基本情報———-
〇創業年 1899年創業 / 明治32年創業
〇営業時間
・9:00 – 17:00
※定休日なし
〇住所
北海道旭川市宮下通17丁目右1号
(公式サイト)⇒ 北海道の地酒、北海道の日本酒、「国士無双」髙砂酒造株式会社ホームページ

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