2003年(平成15年)に旧静岡市と旧清水市とが合併した静岡県庁所在地の静岡市は、葵・駿河・清水の3区で構成されています。江戸時代には、初期に徳川家康が駿府城を築城して大御所として君臨し、現・清水港(国際拠点港湾指定)が甲州・西国と江戸との物資輸送中継地の清水湊として栄えました。静岡の地名は、1869年(明治2年)に駿府(又は府中、現・静岡市葵区中心部)の改称に際して賎機(しずはた)山に因んで命名されました。三方を山に囲まれ南は駿河湾に接して温暖な気候で知られ、日本の緑茶栽培が勃興した葵区郊外・安倍川上流地区等の静岡茶、駿河区久能地区等の石垣苺、栽培業発祥地の安倍奥・葵区有東木(うとぎ)地区の山葵、温州蜜柑等の名産品も豊富です。起伏に富んだ地形の市内には日本平・三保の松原等の多くの景勝地があり、老舗の飲食店・和菓子店・食品店が多数残っています。
1923年創業、静岡駅前で静岡の発展を見守り続ける 多可能(たかの)
静岡駅、新静岡駅どちらからも徒歩7分ほどの場所にある 多可能(たかの)。1923年(大正12年)に創業された大衆酒場で、まもなく100年を迎える歴史あるお店。戦争、静岡大火と2度の火災に見舞われながらも、静岡駅近くで静岡の街を見守り続けています。店名の由来については聞き漏れましたが、4代目の店主が高野さんと仰るので、お名前から付けられた屋号でしょうか。
という多可能さんの外観。暗かったので「あれ閉店している?」とちょっと焦ったのは秘密です。 店内に入りました。美味しそうなもの、静岡らしいものが沢山あって嬉しさのあまりクラクラするw。
基本ノンアル党なので、ノンアルと突き出しでスタートです。 まずはマグロから。マグロが美味しいのは当たり前として、ワサビも旨い。そうか、ここは静岡だ! 静岡きたら黒はんぺんだよね、と黒はんぺんのフライを。この濃い味最高だ。 そして静岡おでん。黒はんぺん、再度登場w。だし粉もたっぷり掛かってます。美味しいなぁ。 そして、「ながらみ」がやってきました。静岡のソウルフードだと伺いオーダーしました。 こんな感じで爪楊枝で身をプルンと取り出して食べます。中々しょっぱい、お酒が進む味! ラストに鮭茶漬けで〆。お酒飲まなかったのに、最高に楽しめた。なんという素敵なお店…!ながらみをチビチビ食べていたところ、店主の高野さんに「どう、ながらみは?」と聞かれ「しょっぱくて美味しいです」と答えたところ、「この味が静岡のソウルフードなんだよ」なんてお答えが。ながらみは一気に食べることができないので、お酒(僕はノンアルでしたが)と共に少しずつ食べ進めていく形となり、酒場でゆっくり過ごすことになるのがとっても良い体験でした。少しだけ時間がゆっくり流れている。こういう体験含めて、良い酒場なんだろうな。次は用事がない時に行って、お酒を飲みながら過ごしたい。
——- 多可能(たかの) 基本情報———-
〇創業年 1923年創業 / 大正12年創業
〇営業時間
※日曜・祝日 定休日
〇住所
静岡県静岡市葵区紺屋町5-4
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