発売100年を迎えた高橋製菓のビタミンカステーラ / 北海道 旭川市 1917年創業 (大正6年)

北海道北中部の旭川市は、上川盆地の石狩川等の合流部にあり、人口が札幌市に次いで道内2位の道北地方の経済・産業・物流・文化の中心都市。1889年(明治22年)末の山縣有朋内閣閣議決定の上川離宮設置に際して、旧称の上川郡“忠別”のアイヌ語源(チュプ:太陽+ペト:川)に基づき帝国象徴的文字“旭”を用いて村名とされました。江丹別蕎麦・旭川ラーメン・発祥地とされる塩ホルモンや豚トロ・各種菓子等の名物・特産品や、もつそば・ジュンドッグ(棒状洋風握り飯)・ゲソ丼・新子焼き(骨付き鶏肉半身素焼き)等の地場料理があり、市内には老舗の飲食店・和洋菓子店・食品店が点在しています。

1917年創業、道民なら誰もが知っているビタミンカステーラの製造・販売を行う 高橋製菓

4条11丁目のバス停から徒歩4分ほど、旭川駅から徒歩15分ほどの場所にある 高橋製菓。1917年(大正6年)、四国出身で長崎で修業した高橋樫夫氏が、旭川で高橋商店を創業したことで、その歴史が始まります。創業時はカステラやクラッカー等を販売し、今に続くビタミンカステーラの販売は1921年(大正10年)のこと。廉価で栄養価が高いものを目指して開発され、ビタミンB1とB2が入っています。常温で3ヶ月程度日持ちするのも特徴の1つです。

という、ビタミンカステーラ。オレンジのパッケージと、かわいいフォントが特徴的。

見づらいですが、裏側です。小麦粉の量が一般的なカステラと比べると多く、代わりに卵・砂糖が少なめです。

取り出した図。長期保存可能とするため、水分量が少なく、ややパサついた印象の味。これがまた牛乳と合うんだよなぁ。

ビタミンカステーラは、開発当時の「安価に手軽に栄養を取る」を守り続け、今も100円弱の価格を守られています。すごい、企業努力だ…。かつては1日6万本強売れた時代もあったそうですが、時代の流れなのか今は2万本程度とのこと(こちらのインタビューで答えられています)。この味が守られ、次の100年が迎えられますように。
※今回は都内のアンテナショップで購入しています。

↓楽天でまとめ買いも出来ますよ。

 

———-高橋製菓 基本情報———-
〇創業年 1917年創業 / 大正6年創業
〇営業時間
・9:00〜17:00
※土・日・祝 定休日
〇住所
北海道旭川市4条通13丁目左1号
(食べログ)⇒ 高橋製菓 – 旭川四条/洋菓子(その他) | 食べログ

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