東京都島嶼部（伊豆諸島）南部の八丈町（はちじょうまち）は、八丈島及び八丈小島（現在は無人島）が町域です。江戸時代は幕府直轄地で、1954年（昭和29年）に八丈島の三根村・樫立村・中之郷村・末吉村と八丈小島の鳥打村とが合併した八丈村が、1955年（昭和30年）に大賀郷村(八丈島)・宇津木村（八丈小島）を編入して発足しました。八丈島空港から全日本空輸による東京国際空港までの航空路と東邦航空による周辺島嶼区間へのへり輸送路や、底土港から東海汽船による三宅島・御蔵島経由東京港（竹芝桟橋）への海路があります。八丈島の地名由来には、特産で江戸幕府への貢納布だった黄八丈（黄・樺・黒３色基調の草木染絹織物）一疋（二反分）の長さが曲尺で八丈（約24m）に織られていたとの説・伊豆諸島8番目の島で八嶽(やたけ)島から八丈（やたけ）表記説があります。黄八丈小物・明日葉（あしたば）・明日葉使用食品（うどん・蕎麦・菓子等）・島唐辛子加工品（島とう一味等）・青むろ鯵・飛魚・金目鯛・くさや（青むろ鯵・飛魚）・フリージア・八丈焼酎・銘菓（黄八丈サブレ・くさやせんべい等）の特産品・名物があります。町内には老舗の食品店・酒蔵（焼酎）などが残っています。