ダルマ醤油、角屋甚太郎の系譜を受け継ぐ醤油 & 鰹節セットを買う / 和歌山 日高郡印南町 1921年創業
和歌山県の中部、美しい太平洋の海岸線から紀伊山地の西端にかけて広がる「印南町」は、海と山の豊かな自然の恵みと、日本の食文化を根本から支えた誇り高き歴史が交差するまちです。1957年(昭和32年)に旧印南町・切目川村・安住…
続きを読む →和歌山県の中部、美しい太平洋の海岸線から紀伊山地の西端にかけて広がる「印南町」は、海と山の豊かな自然の恵みと、日本の食文化を根本から支えた誇り高き歴史が交差するまちです。1957年(昭和32年)に旧印南町・切目川村・安住村が合併して成立しました。
「印南」の地名は古く、1109年(天仁2年)の『中右記』に「伊南里」と記されているほか、海人(あま)を意味する「海部(うなへ)」が転じたという説もあり、海辺の港町として発展してきた歴史を物語っています。
歴史文化の象徴は、国史跡・熊野参詣道紀伊路に指定されている「切目王子(きりめおうじ)跡」です。熊野九十九王子の中でも特に格式高い「五体王子」の一つとして知られ、平安から鎌倉時代にかけて、後鳥羽上皇をはじめとする多くの皇族や武人、文人たちが熊野詣の途中に参詣し、祈りを捧げた神聖な場所です。
産業面では、黒潮がもたらす温暖な沿岸部と、冷涼な山間部の気候差を活かした農業が盛んです。主要作目の「えんどう」や、西日本有数の出荷量を誇る「小玉すいか」、県下最大級の産地である「ミニトマト」、さらにスターチスなどの花き栽培が行われています。また、現在も最高級品として名高い「真妻(まづま)わさび」の発祥地でもあり、豊かなテロワール(風土)を感じさせます。
そして、印南町を語る上で欠かせないのが「かつお節発祥の地」としての誇りです。江戸時代中期、印南の漁民・角屋甚太郎らが土佐へ渡り、現代のかつお節の製法である「燻乾法(くんかんほう)」を編み出しました。この画期的な技術が全国へ伝わったことで鰹の旨味が凝縮され、日本人の味覚を揺さぶる「黄金比の出汁(だし)」を生み出す礎となりました。現在、町内でかつお節は製造されていませんが、和食の魂とも言える出汁文化を創り上げた先人たちの功績は、町最大の誇りとして語り継がれています。
JR印南駅近くには、地域創生のシンボルとして1995年に建設された「かえる橋」が架かっています。「考える」「人をかえる」「町をかえる」「古里へ帰る」「栄える」という5つの願いが込められたこの橋のもと、熊野信仰の深い歴史、農漁業の豊かな実り、そして日本の味覚を創った港町のロマンが美しく調和する魅力的なまちです。
和歌山県の中部、美しい太平洋の海岸線から紀伊山地の西端にかけて広がる「印南町」は、海と山の豊かな自然の恵みと、日本の食文化を根本から支えた誇り高き歴史が交差するまちです。1957年(昭和32年)に旧印南町・切目川村・安住…
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