佐賀県東部の神埼（かんざき）市は、江戸時代は佐賀藩領（支藩の蓮池藩）で、2006年（平成18年）に神埼郡神埼町・千代田町・脊振村が合併して発足し（県内の村が消滅）、佐賀市・神埼郡吉野ヶ里町・三養基郡みやき町及び福岡県の福岡市早良区・久留米市・大川市に接しています。奈良時代に景行天皇巡行時に当地の荒ぶる神を鎮め神幸郡と称されたことが神埼の地名由来とされます。尾崎人形（素焼き陶製人形）・米（ひのひかり等）・糯米（ひよくもち）・水車米・水車挽き蕎麦粉・苺・アスパラガス（九州一の生産高）・茄子・小葱・椎茸・菱の実・神埼あーさい（子持ち高菜）・干し柿・神埼そうめん（380年の歴史）・刺身蒟蒻・銘菓（ひしぼうろ・ひしぼうろらすく等）・菱焼酎・神埼めん懐石・神埼そうめんコロッケ等の特産品・名物・郷土食があり、市内には老舗の料理店・和菓子店・複数の製麺会社などが残っています。