江戸時代に置かれた銀貨幣鋳造所(銀座)に地名を由来する中央区銀座は、明治時代に文明開化を象徴する町として銀座煉瓦街が建設されて栄えてきました。現在の銀座8丁目付近で芸妓能楽師に因んで称された金春(こんぱる)芸者で賑わった幕末からの花柳界が、明治政府高官などの贔屓により新橋花街として江戸時代以来の柳橋(現・台東区)と共に「柳新二橋」と称し発展し、昭和中期の最盛期を経て今も中央区築地にかけて10軒以上の料亭と数十人の芸者を擁しています。東京を代表するショッピング街であるこの街には、老舗の飲食店や和洋菓子店などが数多く点在しています。
1885年創業、寿司とワインのマリアージュを考えた先駆者的存在 銀座寿司幸本店
銀座駅から徒歩5分ほどの場所にある 銀座寿司幸本店。1885年(明治18年)に創業された、銀座の寿司屋さんでもかなり歴史の古い(最も古いかも?)なお寿司屋さんの一つ。歴史ある同店ですが、ワインと寿司のマリアージュに積極的であったりと、先進的な取り組みをする店舗としても知られています。
という銀座寿司幸本店さんの外観がこちら。ちょうど写真に隠れてますが、高級外車が次々横付けされていく、銀座を感じる店舗です。
店舗の入り口部分がこちら。ど、洞窟っぽい。
今回は予約して伺いました。席に座るとこんな感じのセッティングが。高級店という雰囲気をビッシビシに感じます。
こういうお店で頼むのはおまかせに決めております。最初に出てきたのはアワビ。柔らかいけど歯切れのよい美味いやつ。
そして海老が。プリっぷりを表現するとこうなりました、みたいな味。
そして焼き魚。ウォーミングアップ時点での旨さがインフレ状態。
一貫目は大トロから。この艶ヤバい。
せっかくなので寄りも。何というかですね、生きててよかったな、って思える味ですw。
失念しましたが白身系。ねっとりしていて、熟成具合が最高。いやー、最高だ。
過去食べていたイカが何だったのか、と思わされるイカ。
ウニ。口の中に甘さが広がる。いやー、美味い!
貝柱っぽい軍艦。美味そうな顔してるな、と思ったら美味い奴です。
こんなのあるのか!とビックリしたのは椎茸のお寿司。さっと火が通された椎茸めちゃんこ美味い!
コハダ。美しいコハダはいつだって美味い。
ほろっほろの穴子。焼き加減も最高だー。
そして鯛(たぶん)。当たり前のように美味い。
お味噌汁を挟んでから、
いくら。つぶ大きめでプッチプチ。 そして焼き蛤出てきた。こんなもん、美味いに決まっとるがな。巻物は干瓢で。海苔とのバランスも最高で、美味い以外ない。 最後に玉子焼きあがりましたよー、とお見せ下さいました。近寄り難いと思っていた職人さんは、凄く良い人でした。
焼きたての玉子&干瓢巻き。最高の〆でした。ありがとう!
銀座で寿司。高いのだろうなと言う予想を軽く上回る価格でしたが良い体験となりました。今度は何か良いことがあった時に行きたいな。ちなみに常連っぽいお爺さまが「いつもの」みたいな頼み方をされていて、とってもカッコよかった。そんの人になる日は、果たしてやってくるのかw。
——-銀座寿司幸本店 基本情報———-
〇創業年 1885年創業 / 明治18年創業
〇営業時間
・11:30~14:00(L.O)
・17:00~22:00(L.O)
※祝日の月曜日 定休日
〇住所
東京都中央区銀座6-3-8
(ぐるなび公式ページ)⇒ 銀座 寿司幸本店(銀座/寿司屋) – ぐるなび