東大生を支え続ける食堂もり川で、ハンバーグと唐揚げ。両方最高! / 東京 本郷 1901年創業 (明治34年)

湯島郷の中心集落で古くは湯島本郷と呼ばれ、室町~戦国時代からは本郷と称された文京区本郷。東京大学本郷キャンパスを中心とした文教地区で、出版関連企業や研究施設も多く立地し、病院等の医療機関も点在しています。明治から昭和にかけては夏目漱石・坪内逍遥・樋口一葉など多くの文人が居住し、本郷通り等の裏手などには当時の名残りがある場所も多数残る閑静な住宅地が続き、老舗の飲食店や和菓子店も存続しています。

1901年創業、弁当屋から食堂となり東大生を支え続ける 食堂もり川

本郷三丁目駅、東大前駅、どちらからも徒歩7分ほどの場所にある 食堂もり川。赤門からも徒歩3分という、東大の前にある食堂、といっても問題ない距離にあるお店です。1901年(明治34年)に弁当屋として創業され、大正期に入り今の定食屋スタイルへと変えられたそう。

という食堂もり川さんの外観。「東大生と共に明治から」の文字が眩しい(物理的にもねw)。

入り口の前には看板が。焼魚、煮魚の定食があるお店って、大体素晴らしいですよね。
店内に入りました。メニューがかなり豊富。いやー、悩みますね、これ。 今回は悩んだ結果、鳥肉から揚げとハンバーグ定食、1050円をオーダーしました。小鉢まで付いて豪華! から揚げとハンバーグをアップで。ハンバーグは、少し苦みのあるソースで大人な味。から揚げも実直な感じがして美味い。

こちらが小鉢。炊き合わせてきなもの。お出汁が効いた優しい味。 そしておみそ汁。何というか、整いますね。食堂もり川さん、毎日食べられそうな優しい味で、一発でファンになりました。周りを見渡すと、東大生らしき若い人だけでなく、この近辺の地元の方々もいらっしゃっていて、愛され具合が伝わってきました。東大のもう一つのキャンパス 駒場側の近くにある 明治創業の菱田屋さんと似た存在で、なんというかこういう一見普通なお店によって支えられているのが面白いなぁと感じました。家の近くに一軒欲しいw。

—— 食堂もり川 基本情報———-
〇創業年 1901年創業 / 明治34年創業
〇営業時間
・11:00~14:00
・17:00~21:00 (土曜日は20:30まで)
※日曜日 定休日
〇住所
東京都文京区本郷5-30-16
(食べログ)⇒ 食堂もり川 (もりかわ) – 本郷三丁目/定食・食堂 [食べログ]

2件のコメント

  1. もり川は旧・本郷森川町に立地し、以前は森川町食堂という屋号でした。
    学生時代は夕食でよくお世話になりました(昼は安い生協食堂に行っていました)。
     時分どきは店の前に二、三十人は並ぶ繁盛店で、店の中は当然客で満杯、5、6人?のパートのおばちゃん達が三角巾・割烹着姿でコマネズミのように配膳下膳で走り回っていました。
     メニューや価格もはっきり覚えてないのですが、ほとんどの客は定食(1種類だけ!)を注文していたと思います。毎日同じ体裁の定食でしたが品数が非常に多くてうまく、私はその定食でロースハムというものを知って何て美味しいハムなんだろう、と感激した覚えがあります(当時は柿色のポリのケーシングで包まれたギョニソやベビーハムが主流だった時代です)。
     写真の様子を見ると当時の雰囲気とは少し違っているようですが、これはこれでどこか懐かしさを感じる定食だと思いました。

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