志保重で冬の名物 水羊羹=でっちようかんを食べる / 福井 小浜市 1806年創業 (文化3年)

福井県南西部の小浜(おばま)市は、旧若狭国中央部で、北は若狭湾・小浜湾に面する古くからの日本海の要港です。古代から平安期までは伊勢志摩・淡路島等と共に“御食国(みけつくに、皇室・朝廷に海水産物中心に副食物を貢いだ国)”でした。江戸時代は京極氏や酒井氏等の小浜藩の城下町で、この頃から鯖の水揚げ基地となって鯖街道の起点となっています。若狭めのう細工・若狭塗(塗箸生産日本一)の特産品があり、若狭ぐじ・若狭鰈等の海産物が豊富で小鯛ささ漬・へしこ・鯖干物・鯖寿司・鯖なれ寿司等の名物・郷土料理が多数存在。由緒ある社寺が多数点在する市内には老舗の飲食店・和洋菓子店・海産等の食品店などが点在しています。

1806年創業、酒まんじゅうからはじまった和洋菓子店 志保重

小浜駅から徒歩25分ほど、車で10分弱の場所にある 志保重。1806年(文化3年)に創業された同店は、長らく酒まんじゅうの専門店だったそう。現在では酒まんじゅう、くずまんじゅう、でっちようかんといった和菓子から、シュークリーム、プリン等の洋菓子まで扱われています。

という志保重さんからは、でっちようかんをお取り寄せしました。 箱はこんな感じです。志保重さんの名前の前には「酒まんじゅう・和洋菓子」とありますね。
で、でっちようかんはこんな感じの水羊羹です。福井県には冬に水羊羹を食べる風習があるのですが、その羊羹をでっちようかんと呼びます。名前の由来は諸説ありですが、京都に奉公に出た丁稚(でっち)が正月の里帰りのお土産に持って帰った、とか、丁稚でも作れる等とされています。 切り分けた図。今回は春に取り寄せています。う、うまい。やっぱり水羊羹っていつ食べても美味しいよね。夏に留めておくのがもったいない!
でっちようかんですが、一般的な水羊羹と練羊羹の中間ぐらいから、やや水羊羹に寄せた感じの食感でした(わかりづらいw)。食べ応えもあって良いです。 福井県は冬に水羊羹を食べると聞いて以来ずっと食べたいと思っていたのですが、現地に行く機会がなくずっと食べられておりませんでした。じゃあ、お取り寄せするか、と思ったものの、日持ちが短い商品なので当時は通販サイトを見つけられずにおりました。今回楽天で探してみたところ発見し、購入に至ったのでした。定期的に買いたい!

↓楽天で購入できますよ。

 

———-志保重 基本情報———-
〇創業年 1806年創業 / 文化3年創業
〇営業時間
・6:00~14:00(売切れ終了)
※火曜日定休日
〇住所
福井県小浜市山手1-5-3
(公式サイト)⇒ 志保重(本社工場) – 小浜市の老舗和洋菓子店

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