船場虎屋でアンワッサン / 大阪 中央区 明治時代創業

大阪市中央区は、大阪の伝統的業務地区で、1989年(平成元年)に110年間続いた旧東区と旧南区とが合併して生まれました。旧東区地域は谷町筋の東側が大阪城・難波宮跡や官公庁街で、北東端の城見には弁天島再開発の大阪ビジネスパークがあり、西側は各種産業の大企業本社が軒を連ねるオフィス街です。旧南区地域は堺筋の東側が問屋街と寺町で西側は心斎橋や道頓堀・千日前・宗右衛門町など難波(ミナミ)の繁華街です。歴史と伝統の町の中に老舗の飲食店・和菓子店などが多数残っています。

明治創業の老舗和菓子店 船場虎屋

心斎橋駅から徒歩5分ほどの距離にある船場虎屋さん。元祖きつねうどんで有名な、うさみ亭マツバヤさんのお隣にあるお店です。ウェブサイトにも詳しい歴史が載っていないのですが、明治時代創業の、難波神社御用達の和菓子屋さんです。ウェブサイトにはこんな記述で歴史を紹介されています。

明治時代に、初代店主・松田嘉四朗(かしろう)により創業して以来、
商業の街大阪で人々に愛される和菓子をつくって参りました。
初代店主から変わらぬ製法でつくる和菓子は
長年にわたる伝統と歴史を湛え、
有名神社である難波神社も御用達です。

決して堅苦しくない、親しみを感じさせる外観です。

こちら看板。老舗ながらチャレンジ精神をお持ちのお店で、クロワッサンに餡子をサンドしたアンワッサンが名物。かき氷も販売されていますが、ウェブサイトによると今年からスタートしたそう。攻めの姿勢が凄いですね。

こちらが名物のアンワッサン。中々そそるビジュアルですね。

お店の外に簡易的な飲食スペースがあったので、食べさせてもらいました。食べてみると、クロワッサンと餡子の相性が良すぎて、なんで今まで誰も作ってないのだろう?と不思議になりました。私が名古屋生まれで、小倉トースト(パンにマーガリンを塗って餡子を乗せたもの)を当たり前に食べてきた人間だからかもしれませんがw。

船場虎屋さんは寒天も有名で、季節感を活かした寒天菓子を色々お出しされています。この日はまだ残暑が厳しい時期だったので、夏っぽい鮎の寒天菓子が売っていましたので、こちらを購入。

堅い外眼の中に寒天らしい食感の柔らかさがニュルっと出てきて、面白いお菓子です。色もきれいですし、お土産によさそう。

船場虎屋さんは、小さなお店なのですが、新しい挑戦を忘れないユニークな老舗でした。見た目、食感、色んな新しさで楽しませてくれますので、心斎橋方面にお寄りの際に、伺ってみるのをお勧めします。

———船場虎屋 基本情報———-
〇創業年 明治時代創業
〇営業時間
平日 9:00~19:00
土曜 9:00~17:00
※土曜日(夏のみ)、日曜・祝日定休日
〇住所
大阪府大阪市中央区博労町3-3-16
(公式サイト)⇒ 心斎橋で和菓子をお求めであれば老舗和菓子店・船場虎屋へご来店ください

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