日本のフランスパンの歴史を作った、関口フランスパンでランチ / 東京 文京区関口 1888年創業 (明治21年)

東京メトロの江戸川橋駅から程近い文京区関口は、一帯で南北朝時代から椿が自生し“椿山(つばきやま)”と称されていました。敷地内にホテル椿山荘東京が建つ椿山荘庭園は、江戸時代は久留里藩黒田家下屋敷で、明治初期に山縣有朋が屋敷を建て“椿山荘(ちんざんそう)”と命名し作庭、大正以降は大阪の藤田財閥の東京別邸となりました。付近には東京カテドラル聖マリア大聖堂として知られるカトリック関口教会があります。関口の地名は、江戸時代に井の頭池(現・東京都三鷹市)を水源とする神田上水の水位を上げ、余水を神田川に分流するために築かれ江戸名所図会にも目白下大洗堰として登場する大洗堰(おおあらいぜき)が由来とされています(奥州街道関所説もあり)。目白台から続く高台の文教地区でもあるこの町にも老舗の食品店が残っています。

1888年創業、日本のフランスパンの歴史を作ったパン屋 関口フランスパン

江戸川橋駅から徒歩6分ほどの場所にある 関口フランスパン。日本のフランスパンの歴史を作ったお店で、創業にはキリスト教の解禁と関わりがあります。明治20年頃、山の手の関口町にやってきたオズーフ司教、ペトロ・レイ師は教会経営の孤児院の子供たちに職業を身につけさせようと考え、その後関口フランスパンの職工長となる長尾鉀二氏をフランスに送りだしフランスパンの製法を勉強させます。彼の帰国後の1888年(明治21年)に教会敷地内に製パン工場を建て、聖母仏語学校製パン部として創業され、日本のフランスパンの歴史が始まりました。その後1914年(大正3年)に第一次世界大戦の影響でフランス本国からの各種援助が途絶え、教会の信者であった初代社長高世啓三氏が経営を引き継ぎ、現在につながる関口フランスパンとなりました。

という関口フランスパンさんの外観。坂を上る途中にあるオシャレなパン屋さんです。店内に入りました。フランスパンの歴史を作ったお店だけあり、フランスパンをはじめとしたハード系のパンが並んでいます。

お総菜系のパンも豊富。美味しそうだなぁ。

一番人気はカレードーナツだそう。一番人気、買わざるを得ない。

サンドイッチ系は、バゲットを使ったサンドもありました。メインはこれかな。

関口フランスパンさんは、イートインコーナーもお持ちです。ということでイートインしてきました。寒い日だったのでコーンスープもオーダー。温まりますね。

購入したものその1、焼きそばパン。入れ物がオシャレで、パリで買ったみたいになってる。焼きそばパンだけどw。

うん、美味しい。焼きそばパンって、見つけると食べたくなっちゃうものの代表格ですよね。

カレードーナツは、温めて出して頂けました。フォークと共に提供されるのが嬉しいですね。食べ物としてランクがあがったかのようだ。

そしてバゲットサンド。3つ入りを購入しました。 ポテサラ&海老。ポテサラ自体が超美味しくて最高だ。
トマト・キュウリ・ハム。王道の組み合わせですね。
ラストが玉子。この玉子の部分だけ大量発注したい。美味しい。ずっと行きたいと思っていた関口フランスパンさん、ついにお伺いすることが出来ました。高級路線のパン屋さんでなく、大衆路線のパン屋さんなのですが、フランスのバックグラウンドがあるパン屋さんだからなのか、ちょっとしたところがオシャレで、とっても居心地の良いお店だし、何よりパンが美味しくって最高でした。何かの機会に再訪したい!

——— 関口フランスパン 基本情報———-
〇創業年 1888年創業 / 明治21年創業
〇営業時間
・8:00~18:00 (日・祝は17:00 まで)
※12/31-1/4定休日
〇住所
東京都文京区関口2-3-3
(公式サイト)⇒関口フランスパン ホームページ

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です