広島県の広島・福山両市に次ぐ第三の都市である呉(くれ)市は、天然の良港を有し、古くは村上水軍一派の根城で江戸時代までは小さな港町だった場所。呉の地名由来には、呉一帯を囲む連峰“九嶺(きゅうれい)”転訛説等の諸説があります。明治時代に第二海軍区鎮守府(呉鎮守府、通称“呉鎮”)が開庁された軍港で戦後も海上自衛隊呉基地が置かれています。戦前に戦艦大和等を建造した呉海軍工廠の跡地や鉄鋼等の技術は大手企業に引き継がれ、造船・機械・鉄鋼・金属等の製造業が盛んです。市内には老舗の飲食店・和菓子店・食品店が数多く残っています。
1901年創業、海軍の街呉で愛された通称 海軍料亭 五月荘
JR呉駅から徒歩14分ほどの場所にある五月荘。1901年(明治34年)に、井口清吾氏、井口美喜野氏によって創業された料亭です。海軍御用達の料亭で、海軍料亭とも呼ばれているお店。海軍内では、五月荘の五月から「メイ(May=英語で5月)」という隠語で呼ばれていたのだとか。ウェブサイトの「五月荘の歴史ページ」には、日露海戦海図をはじめとした、五月荘に残る海軍にまつわる調度品や支度品の写真も掲載されています。見に行ってみたいなぁ。
という五月荘さんは、20年6月にクラウドファンディングを活用し釜飯の販売をされていました。今回はそちらを購入しております。こんな感じでお米と、釜飯用の出し汁(銀色のパッケージのです)が入っていました。こちらが出し汁です。お米にこの釜めしの素を入れて炊き込みます。
中身を取り出すとこんな感じです。今回は黒毛和牛めしの素を食べました。
炊き上がりの図がこちら。この牛肉のボリューム中々です。味も出汁が効いててとっても美味しい!
パンフレットも入っておりました。パンレットに掲載されいてる通り楽天で販売もされています → 五月荘 楽天市場店 裏面はこんな感じ。反射して読みづらいですが、五月荘がメイという隠語で呼ばれていた話が書かれています。
五月荘さん、前回呉に伺った時は調べが足らずに伺えておりませんでした。自分のリサーチ力の低さに負けた…。呉は今も別のお仕事で関わっているので、次回呉に伺う時はお店に訪問し、貴重な海軍グッズを眺め、美味しいご飯を食べたいと思います。早く行きたいなぁ。
↓私が頼んだ時と比べパッケージが洗練されたものが楽天で購入可能です!
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———五月荘(さつきそう) 基本情報———-
〇創業年 1901年創業 / 明治34年創業
〇営業時間
・ランチ 11:30~14:30 (L.O.14:00)
・ディナー 17:00~22:00 (L.O.21:30)
※火曜日 定休日
〇住所
広島県呉市本通2-4-10
(公式サイト)⇒呉市で美味しい和食「五月荘(さつきそう)」