笹屋伊織の銅鑼(どら)の上で焼いた細長いどら焼き / 京都 下京区 1716年創業 (享保元年)

京都市下京(しもぎょう)区は、JR等の京都駅周辺の京都駅ビル・京都タワー等を中心に商業施設が集積し、四条通の四条烏丸(烏丸通)から四条河原町(河原町通、下京区・中京区)までは市内有数の繁華街となっています。平安末期頃に二条通をほぼ境にして平安京の南側を下辺(しものわたり・しもわたり)、北側を上辺(かみのわたり・かみわたり)と称し、中世にそれぞれ下京・上京となって、下京は商業地区で民衆の町でした。西本願寺(世界遺産)・東本願寺があり、五条大橋・京都鉄道博物館(旧梅小路蒸気機関車館)等の観光名所も多く、区内には老舗の飲食店・和菓子店・食品店などが何軒も残っています。

1716年創業、銅鑼の上で焼いたどら焼きで知られる 笹屋伊織

梅小路京都西駅から徒歩6分ほど、七条大宮・京都水族館前のバス停から徒歩2分の場所にある 笹屋伊織本店とイオリカフェ。1716年(享保元年)に、伊勢で和菓子職人をしていた笹屋伊兵衛氏が、京都御所の御用を仰せつかり京都で創業されたことが始まりとなります。 笹屋伊織さんといえば、代表銘菓 どら焼が有名ですが、一般的な丸い形をしたお菓子ではなく、銅鑼(どら=お寺等で使われる丸い打楽器)の上で焼いた細長い竿菓子の一種となります。

という、笹屋伊織さんのどら焼きです。元々は弘法大師ゆかりの東寺に納めていた一般販売のないお菓子でしたが、弘法大師の月命日「弘法さん」に合わせて、毎月21日に販売されるようになりました。現在は20・21・22日の限定販売品となります。知っているどら焼きとだいぶ形状違いますよね?

箱から出すとこんな感じで真空パックされています。羊羹の次に歴史の古い竿菓子とのこと。 真空パックから出すと竹の皮に包まれたお菓子が出てきます。皮ごと切って、皮を外して食べます。 で、切り分けた図。既に竹の皮は取り外した状態です。銅鑼の上で焼いた生地の上に餡子を乗せて、生地でクルクル巻いて作るので見た目が年輪状になっています。モチモチして美味しい。 別の日に笹屋伊織さんの栗パイを見つけ買ってきました。

裏側はこんな感じ。 栗餡をパイ生地で包んだお菓子。洋菓子のような印象を受ける和菓子で、とっても美味しい。

笹屋伊織さんのどら焼きは頂くのが2回目なのですが、竹の皮の香りともちもち食感がとても印象的で、丁寧に作られた昔ながらの上品なお菓子!って感じがします。最近の和菓子だとコーヒーや紅茶に合うものもありますが、このどら焼きはやっぱり緑茶と一緒に食べたくなります。古き良き日本を偲べる、そんなお菓子だなと感じています。ご購入は公式ECサイトから出来ますよ。

↓楽天だと、ふるさと納税で出ていますよ。

 

———京菓子 笹屋伊織 基本情報———-
〇創業年 1716年創業 / 享保元年創業
〇営業時間
・9:00-17:00 (併設カフェLO 16:30)
※火曜日 定休日。ただし毎月20日・21日・22日は営業し23日定休
〇住所
京都府京都市下京区七条通大宮西入花畑町86
(公式サイト)⇒ 京菓子 笹屋伊織 | 1716年創業の老舗和菓子店

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