敷島製パン(Pasco)のロングライフブレッド / 愛知 名古屋市東区 1920年創業 (大正9年)

愛知県庁所在地である名古屋市の東区は、1908年(明治41年)の区成立時に当時の市域の東側だったことから命名されました。1612年(慶長17年)~1616年(元和2年)頃の清洲越し(きよすごし、清州から名古屋への都市移転)以来、名古屋城の城下町としての武家屋敷・寺町から発展した地域で、白壁四丁目・主税町・撞木町の一部には武家屋敷の面影が残り町並み保存地区に指定されています。かつての大規模工業施設が一部を残し相次いで商業施設等に転換されてきて、市街地・住宅地が広がる東区にも老舗の飲食店・和菓子店・食品会社などが残っています。

1920年創業、食パンのトップブランド超熟を製造・販売する 敷島製パン(Pasco)

白壁のバス停から徒歩2分、名古屋駅から車で20分ほどの場所にある 敷島製パン本社。1919年(大正8年)に、盛田善平氏が前年にあった米騒動を受け「パンが米の代用食になる」と敷島製パン株式会社を設立。翌1920年(大正9年)に製パン技師ハインリッヒ・フロインドリーブ氏を迎え創業されています。
※1919年創業といえる気がするのですが、会社概要に1920年創業と書かれているので、このサイトでは1920年創業としています。

創業者の盛田氏は、ソニー創業者の盛田昭夫氏や造り酒屋の盛田株式会社の盛田家の分家筋の方となります。また、製パン技師のフロインドリーブ氏は、1924年に神戸にフロインドリーブを立ち上げられた、日本のドイツパンの父とも呼べる人物です。という歴史ある敷島製パンさんですが、敷島という名は盛田氏が崇拝していた本居宣長の和歌「敷島の大和心を人とはば朝日に匂う山桜花」からとられています。「敷島」とは「日本」という意味で、「敷島の」は「大和」にかかる枕詞(まくらことば)だそう。そんな敷島製パンがPascoと名乗り始めたのは、東京進出時。Pan Shikishima Companyの略で、女優ミヤコ蝶々氏の「東京でモノを売るには名前次第」というアドバイスから名付けられたそうです。

と、前段が長くなってしまいましたが、今回は通販サイトからロングライフブレッドのセットを購入しました。パネトーネ種というイタリア北部で受け継がれている生地種を使った、1ヶ月程度日持ちするパンなのです。お試しセットに沢山入っていました! こちらはカレーパンを開けた図。 ロングライフのために特殊な作り方をしているとか全くわからないレベルで美味しいカレーパンでした。

甘い系では十勝バタースイートが美味しかった!

こちらは棒チョコデニッシュ。超美味しいんですけど。

自粛期間中にロングライフブレッドの存在を知りお取り寄せをしました。細かく買い物行くのもなぁ、と思っていたので、ちょうど良いなと思いまして。保存食だし、味はまあ食べられれば良いな、ぐらいのそこまで高いテンションで思っていなかったのですが、どれも通常の菓子パンと同じレベル(物によってはそれ以上の)味で、楽しんで食べられました。自粛期間が長引きそうなら、また買おうと思います。こちらのオフィシャルサイトから購入しました。

—— 敷島製パン株式会社(パスコ) 基本情報———-
〇創業年  1920年創業 / 大正9年創業
〇営業時間
・本社機能のため割愛
〇住所
愛知県名古屋市東区白壁五丁目3番地
(公式サイト)⇒ Pasco | 超熟のPasco | 敷島製パン株式会社

1件のコメント

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です