有明海から背振山地までを縦断する県庁所在地の佐賀県佐賀市。戦国時代まで佐賀平野中心部の一農村でしたが、江戸時代に鍋島氏の佐賀藩城下町として、長崎街道の宿場町として発展しました。有明海沿岸は日本一の養殖海苔産地で、食品等の軽工業も盛ん。江戸時代に砂糖が長崎街道経由で豊富に流通(通称シュガーロード)したため製菓業が盛んで、南蛮渡来菓子・丸ぼうろ等の伝統菓子で知られて、市内に老舗の飲食店・和洋菓子店・食品店が残っています。
1904年創業、ANAファーストクラスに採用された丸ぼうろを製造・販売する 大坪製菓
佐賀駅から車で20分程度の場所にある 大坪製菓。1904年(明治37年)に創業された同店は、100年以上佐賀の地で営業されています。現在の社長のお名前が大坪さんなので、屋号は創業者のお名前からきているのでしょうね。
大坪製菓さんは工場に併設した直売所があります。大通りから少し入った場所にあるので中々発見が難しいです。で、こんな看板も立っていました。 こちらが外観。工場!って感じですね。 向上の入り口がこちら。入ったそこが直売所になっています。
こちらが直売所。色んな種類の丸ぼうろがお得に販売されています。B級品っぽいのも販売されていました。 今回購入したのがこちら、丸ぼうろ肥前。ANAファーストクラス機内食に採用されたもの。とはいえ一袋300円ちょっとだからリーズナブルです。
こちらが1つ取り出した図。丸ぼうろも南蛮菓子の一つとなります。 中身はこんな感じ。ハチミツの甘さなのか、他の丸ぼうろより現代風な甘み。これもすっごく美味しい!
今回の佐賀ツアーでは3店舗の丸ぼうろを食べたのですが、昔ながらの素朴さ系か、現代的なリッチな甘みか、で方向性が分かれる気がしており、大坪製菓さんは後者のイメージの味がしました。まあ分類したところで、両方美味しかった、という感想になるのですけどw。何というか同じ街で同じ銘菓で盛り上げるって、良いなぁと思いました。次回は全部牛乳に入れて食べてみます!!
——- 大坪製菓 基本情報———-
〇創業年 1904年創業 / 明治37年創業
〇営業時間
・8:30~19:30
※土曜・日曜祭日 定休日
〇住所
佐賀県佐賀市木原3-16-15
(公式サイト)⇒ 大坪製菓 株式会社│佐賀市│菓子製造、販売│丸ぼうろ