大岩館で食べた大岩そうめんは、美しかった / 富山 中新川郡上市町 大正時代創業

富山県東部(呉東:呉羽山より東の地域)で富山地区の中新川(なかにいかわ)郡は、1896年(明治29年)に上新川郡からの分離で行政区画郡が発足した当時は後の滑川市・富山市一部(常願寺川以東)も含んでいましたが、現在は上市町(かみいちまち)・立山町・舟橋村の2町・1村が属しています。上市町は1889年に発足し昭和中期に数回以上の近隣町村合併・編入・交換等を経て現町域となり、町域の大半は山地です。古くから立山修験の裏参道に通じる場所として知られ、同郡立山町にまたがる山岳信仰の剱岳への道筋であり、法音寺門前町中心の三日市(三の付く日)の上にあたる東に上の市が後に開かれ賑わう町並みが上市野と称されたことが町名由来です。つるぎ林檎・大岩素麺・味噌等が特産品・名物です。郡内には老舗の飲食店・和菓子店・製菓会社・醸造会社などが残っています。

大正時代創業、映画”劔岳 点の記”のロケ地となった 大岩館

上市駅から車で15分前後、富山駅から車で40分前後、大岩山日石寺本堂へ向かう途中にある 大岩館。大正時代に建てられた旅館兼食堂となります。大正期に建てられた建物がそのまま残っており、味のある雰囲気も売りの1つです。2009年公開の映画”劔岳 点の記”では、ロケ地として使われ、撮影クルーや役者さんたちの休憩所としても使われたそうです。

という、大岩館の外観です。めちゃくちゃカッコ良い。見切れてますが3階建てです。
店内に入った場所には、メニュー表の看板がありました。名物の大岩そうめんだけでなく、岩魚や山菜といった近隣の名物や、白玉だんご・くずきりといった甘味まで食べられます。

お店の様子です。なんだろう、めっちゃおもてなしをされているような雰囲気だ。
こちらがメニュー表です。そうめんがメインですが、冬には温めんもあります。 オーダーしてから到着を待つ間、飾られている記事を読んでいました。建築探訪という記事に取り上げられた際のものがこちらです。
大岩とそうめんのつながりや、その美味しさの解説もありました。
で、オーダーしたのがこちら、大岩そうめんです。麺線の綺麗さよ…! 同行者は温めんを頼んでいました。富山らしい渦巻き蒲鉾・赤巻きが入っていたり、こっちも美味しそうだな。

大岩そうめん、実は食べるの初めてでした。キリッと冷やされた麺に癒される上品で丁寧な味がしました。好きだなぁ、この素麺。夏になるとみんなが食べにくるという理由が良く分かりました。わざわざ食べにくる価値ある食べ物だなぁ。

———-大岩館 基本情報———-
〇創業年 大正時代創業
〇営業時間
・10:00 – 15:00
〇住所
富山県中新川郡上市町大岩31
(公式インスタグラム)⇒ 大岩館(@ooiwakan) • Instagram写真と動画

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