五穀祭菓をかの・葛きゃんでぃ&豆大福、6代目の新ブランド・萌え木 / 埼玉 桶川 1887年創業 (明治20年)

古くから存在する桶川の地名には、沖側(広々した田畑の側)説や起き川(川の水源)説がありますが不詳です。江戸時代は中山道の宿場町・桶川宿が江戸日本橋からの最初の宿泊地とされて発展し、街道沿いには蔵造建造物など面影が残っており、当時は近隣村々での麦・薩摩芋などの農作物の集散地でしたが、一帯で栽培されていた染料の藍(あい)は武州藍、紅色染料・食用油の原料となった紅花(べにばな)は桶川臙脂(おけがわえんじ)と称されて特産品となり、かつて紅花は最上地方(現・山形県)に次ぐ収穫量で、今も べに花ふるさと館・べに花摘み取り園の観光施設があります。農地も残る中で宅地化が進んでいる市内には老舗の飲食店・和菓子店・食品店なども残っています。

1887年創業、大ヒット・ 葛きゃんでぃ等を製造販売する 五穀祭菓をかの

桶川駅から徒歩3分ほどの場所にある、和菓子店をかの本店。1887年(明治20年)の創業以来、桶川の地でお菓子を作り続けていらっしゃいます。「菓子を手に取るような感覚で和菓子を馴染みあるものに。」をモットーに、和菓子の入口なるようなお菓子を多数製造されています。

6代目の女将・榊 萌美さんはとてもパワフルでユニークな方で、以前ツギノジダイさんの連載で「和菓子店の五穀祭菓をかの、元ギャル6代目のまずやってみる改革で赤字脱却」という記事を書かせて頂きました。

という五穀祭菓をかのさんの外観です。2019年訪問時なので、今はだいぶ変わっているようです。 看板をアップで。TBSの「所さんお届けモノです」に出られたそう。チャンカワイさん所さんが絶賛したお菓子が沢山あります。 こちら店舗の様子。物凄い種類のお菓子!お菓子好きはかなりテンションあがります。桶川名物紅花を使ったお菓子もありました。

紹介の時系列がおかしくなりますが、先日お取り寄せした葛きゃんでぃがこちら。「所さんお届けモノです」で絶賛されたスイーツがこちらです。左上からパイン・ホワイトレモン・みかん、下段が苺ミルク・甘酒です。

もうちょい寄り目の写真で。パッケージが可愛い。

まずはホワイトレモンから。

ホワイト=カルピスで、レモンの酸味とのバランスが超良い。葛の独特の食感も面白いです。

こちらは甘酒。名前の通り甘酒のフレーバーです。

冷凍庫保管が長かったのでちょっと霜がおりてしまってますが、優しい甘さで美味しかったです。

時系列を戻しますが、こちらはをかのさんにお伺いした時に購入した豆大福。創業当時から作られているそうです。
こんな感じの、もっちもちのたっぷり甘い、昔ながらの豆大福。美味しい!

ここから追加分です。榊 萌美さんの新ブランド・萌え木のYOKAN -予感-というおしゃれ羊羹を購入しました。

柚子・いちご・蜂蜜レモン・抹茶・ほうじ茶・胡麻と竹炭の6フレーバー入っています。

中身です。宝石みたいな羊羹で可愛い…!マーブルな質感も良いですね。味も美味しかったです。

刺して食べるのが、なんというか申し訳ない感じしました。

もう一つ、CUKI-空気-という和風クッキーも購入しました。

和三盆の口当たりが優しい、癒されるクッキーでした。

五穀祭菓をかのさんは、初めてお伺いした2019年度は知る人ぞ知る存在に見えたのに、2023年の今や和菓子界のスーパースター候補みたいになっていて、物凄い勢いです。をかのさんのお菓子も、萌え木ブランドのお菓子も、和菓子を体感する入口として素敵なので、今度どんな商品が出てくるか楽しみです。まだまだミラクルが起こりそうで、つい注目しちゃいますよね。

——- をかの本店 基本情報———-
〇創業年 1887年創業 / 明治20年創業
〇営業時間
9:00〜19:00
※月曜日 定休日
〇住所
埼玉県桶川市南1-6-6
(公式サイト)⇒ 埼玉県桶川市にある創業明治20年の和菓子屋五穀祭菓「をかの」

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