福島県中通り北部の二本松(にほんまつ)市は、室町初期に奥州探題の畠山高国が居館して地名を二本松と改称し、七代当主が白旗ヶ峯に移城して二本松姓を名乗り、江戸時代は二本松藩領で、地名由来には旅人の目安となる二本の霊松説・古城の四本松城から二本の松を移植説があります。胡瓜・ちょろぎ・茸・葉煙草・林檎・みしらず柿・西念寺柿・無花果・林檎ジュース・麺・凍み餅・多数の銘菓(本練羊羹・木の葉饅頭・玉羊羹・最中拾万石・最中洗心亭・あだたら山の揚げまんじゅう・みそまんじゅう・元祖あんぱん等)・味噌・醤油・清酒・ざくざく(ざくざく煮/ざくざく汁)等の特産品・名物・郷土食があり、市内には老舗の飲食店・和菓子店及び和洋菓子店(多数)・食品会社・醸造所(味噌・醤油・複数の酒蔵)・旅館などが残っています。
1777年創業、紅殻格子に囲まれた味噌・醤油醸造蔵 国田屋醸造
竹田のバス停から徒歩3分ほど、二本松駅から車で7分前後の場所にある 国田屋醸造。岡田屋醸造さんのある二本松竹田エリアは、江戸時代まで御徒士町(おかちまち)と呼ばれていた場所となります。味噌・醤油・甘酒とたくさんの商品を作られています。隣には蔵を改装したカフェもあるのですが、私がお伺いしたタイミングは休業中でした(12-1月の醸造作業が立て込む時期はお休みされているそうです)。
という、岡田屋醸造さんの外観です。紅殻格子が印象的です。この色綺麗だなぁ。
店内に入りました。こちらはお醤油のコーナーです。
冷蔵庫の中はお味噌と甘酒が入っています。
岡田屋醸造さんはメディアに取り上げられることも多いお店のため掲載紙が置いてありました。街のガイドブックのようなものも置いてあって、街歩きが捗ります。
で、買ったものその1 おおまつしょうゆこいくちです。
パッケージ裏側です。アミノ酸と甘味料入っています。東北でも甘い系あったのね。
で、出してみた図。いわゆる甘いお醤油というよりは、ほんのり甘さがある程度な感じ。このほんのり感は良いですね。
お醤油を買って帰ろうとしたところ、「これは是非試してもらいたい」と激推しされたので、里の味 柚子みそも買ってきました。
米味噌に砂糖・みりん・ゆず等が入っています。甘味と酸味のバランスがとても良い。大根にはもちろん、そのままご飯に乗せても美味しかったです。さすがお勧め商品…!
岡田屋醸造さんは、商品自体だけでなく、併設のカフェの人気も高いお店です。今回はタイミングが合わず訪問できなかったので、またいつかのタイミングで行きたいです。蔵カフェで食べる発酵食品って風情があって良いですよね。
———国田屋醸造 基本情報———-
〇創業年 1777年創業 / 安永6年創業
〇営業時間
・9:00 – 19:00
※第2・第4月曜日 定休日
〇住所
福島県二本松市竹田2丁目30
(公式サイト)⇒ 国田屋醸造|福島県二本松市|味噌・醤油