小布施岩崎、お惣菜パンをランチに / 長野 上高井郡小布施町 1862年頃創業 (文久2年)

長野県北東部の上高井郡は、江戸時代は信濃松代藩・信濃須坂藩・幕府直轄領等で、明治初期の郡発足時には現在の須坂市・長野市松代町等を含んでいましたが、現在は小布施町(おぶせまち)及び山田温泉等の信州高山温泉郷で知られる高山村の1町1村が属しています。県内最小面積自治体の小布施町は幕府直轄領だった江戸時代には千曲川舟運や菜種油・綿布生産で交通・経済の要所として栄え、晩年4年間在住した葛飾北斎・小林一茶等の文化人を豪商が招き、今も町内に北斎館等12の美術館・博物館や古刹等があって多くの観光客で賑わっています。農作不適土壌で室町期に取り寄せた丹波栗の苗木が育って将軍家献上品にもなった栗や林檎・葡萄等が特産で、純栗羊羹・純栗かのこ等の栗菓子や栗おこわ・落雁(楽雁)・ワイン等の名物があり、町内には老舗の飲食店・複数の和洋菓子店・酒蔵などが残っています。

1862年頃創業、小布施最初のパン屋さん 小布施岩崎 (おぶせいわさき)

おぶせミュージアム前のバス停から徒歩2分ほど、小布施駅から徒歩15分ほどの場所にある 小布施岩崎。1862年(文久2年)頃、小布施の和菓子店で修業した初代が和菓子店として創業しました。4代目となる岩崎小弥太氏は父である3代目から「これからはパンの需要が増えるのでは」というアドバイスから、長野県内のパン屋に弟子入りをし、その後4代目として戻られた後に、小布施で初めてのパン屋さんをスタートさせます。現在の小布施岩崎さんは初代の頃の和菓子を置きつつも、どちらかというとパン屋さんの装いの方が強いお店となります。

という、小布施岩崎さんの外観です。洋館っぽい雰囲気の1Fがお店となっています。
こちらが入り口です。なんというか、小布施っぽい可愛さがありますね。
こちらがパンコーナーです。甘い系からおかず系までラインナップが充実しています。

そしてこちらが和菓子コーナー。栗きんとんの「おくりさん」や、「おとめ栗」が人気だそう。

で、小布施岩崎さんといえば外せないのが「チェルシーバンズ」です。4代目・岩崎小弥太氏と、カナダ人看護師ミス・パウル氏の出会いから生まれたものです。当時結核が流行っていた日本では小布施に療養所が置かれ、そこで働いていたのがミス・パウル氏です。少し話を端折りますと、彼女の故郷の味を再現し、今も名物として小布施岩崎さんに引き継がれています(「世界一のパン」という絵本にもなっています)。

というストーリーとお二人の写真です。
で、チェルシーパンを買いたかったのですが、このまま出張が続く私にはサイズが大き過ぎ…、ということで甘い系&おかず系をそれぞれ1つずつランチがわりに購入しました。優しい味がして美味しかった。

今回は苦渋の決断でチェルシーバンズを買うのを諦めたのですが、諦められた理由があるとすると、小布施はきっともう一度来るだろうな、という予感があるからです。他のお店にもやり残しがあるので、きっとチェルシーバンズ買いにきます。その時は「おくりさん」、「おとめ栗」の2つも買いたいなぁ。

———小布施岩崎 基本情報———-
〇創業年 1862年頃創業 (文久2年)
〇営業時間
・10:00 – 17:00 (日曜は19:00まで)
※水曜日 定休日
〇住所
長野県上高井郡小布施町小布施620−1
(公式サイト)⇒ 小布施岩崎 – 小布施岩崎*手作りパンと和洋菓子/ チェルシーバンズ/おとめ栗/栗きんとん【おくりさん】*

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