三重県東部の伊勢市は、神宮(伊勢神宮)の鳥居前町として古代から発達してきた都市。江戸時代には“お蔭参り(おかげまいり)、お伊勢まいり”で全国から参拝者を集め今も多くの人で賑わっています。神宮の主祭神は内宮(ないくう)の皇室の氏神・天照坐皇大御神(あまてらしますすめおおみかみ)と外宮(げくう)の衣食住の守り神・豊受大御神(とようけのおおみかみ)です。他にも二見浦(夫婦岩)・猿田彦神社・おかげ横丁・おはらい町等の観光名所を多く擁しています。伊勢沢庵・伊勢うどん等の特産品・郷土料理や赤福・朔日餅・お福餅等の各種餅菓子・煎餅・ういろ等の名物菓子・土産物が豊富で、市内には老舗の飲食店・和菓子店・食品店などが多数残っています。
1575年創業、餅づくりから始まり味噌醤油・ビールまで拡大した 二軒茶屋餅角屋本店
二軒茶屋のバス停の目の前、伊勢市駅から車で8分前後の場所にある 二軒茶屋餅角屋本店。1575年(天正3年)に舟着場の茶店として創業されたお餅屋さんとなります。二軒茶屋餅角屋本店を母体に、1923年(大正12年)に味噌・醤油の醸造業である角屋醸造場さんが、1997年(平成9年)には伊勢角屋麦酒を創業されています。伊勢角屋麦酒といえばクラフトビール国際大会最多受賞で知られる、日本を代表するクラフトビール屋さんとなります。
という、二軒茶屋餅角屋本店さんの二軒茶屋餅を購入しました。
パッケージ裏側です。お米・砂糖・小豆・水飴・きな粉というシンプル構成。
中を開けた図です。出来立てだったので柔らかくって美味しかったです。懐かしの鉄板の味、といった感じ。ウェブサイトで生餅を押されている理由が良くわかりました。
パッケージ内に由来も書かれておりました。二軒茶屋餅角屋本店さんは瀬田川の河岸にあったことが、今も残る理由の1つなようです。
二軒茶屋餅も、伊勢角屋麦酒も両方とも知っている商品だったのですが、同じ会社が作られていることを今回初めて知りました。長い歴史の中で、新しい商品を作り歴史を変えていく姿は凄すぎますね。記事を書いていて、伊勢角屋麦酒飲みたくなってきたので、近々買ってみます。お店も行きたいなぁ。
——–二軒茶屋餅角屋本店 基本情報———-
〇創業年 1575年創業 / 天正3年創業
〇営業時間
・8:00〜18:00 (売り切れ次第終了)
※年中無休
〇住所
三重県伊勢市神久6丁目8−25
(公式サイト)⇒ 二軒茶屋餅角屋本店