中島大祥堂の黒わらび餅・いもくり・クレープコロレ / 大阪 八尾市 1912年創業 (大正元年)

大阪府東部中央(中河内地域)で府内の大阪(平野区)・東大阪等各市・奈良県(生駒郡)に接し、東部に生駒山系の山々がそびえる八尾市は、1948年(昭和23年)に中河内郡八尾町等の2町3村が合併して発足し昭和中期に近隣町村を編入して現市域となりました。江戸時代は幕府領・旗本領・諸藩領等で、八尾の地名由来には、尾羽根8枚の美声鶯が止まる木“八尾木”地名化説・弓矢生産部族が矢を背負い運ぶ“矢負い”転訛説・旧大和川堤の八百(沢山の)杭説等があります。製造業出荷額で東大阪市を凌ぎ、三起商行(ミキハウス)・メロディアン等の本社が立地しています。歯ブラシ(全国生産量の4割で日本一)・若牛蒡・枝豆・紅蓼・苺・清酒等が特産品で、市内には老舗の飲食店・和菓子店などが残っています。

1912年創業、京都の干菓子屋さんとして始まった 中島大祥堂

久宝寺口駅から徒歩11分ほど、久宝寺駅から徒歩16分ほどの場所にある 中島大祥堂。1801年(享和元年)に京都市松原通で尾張屋として干菓子製造を始め、1912年(大正元年)に大阪市都島区にて中島大祥堂を創業されています。中島大祥堂さんは創業年として1912年を載せられておりますので、このサイトでも創業年は1912年としました。大阪市で創業後、いつ八尾市に本社を移されたのか不明ですが、現在は八尾に本社、丹波に工場と本店、大阪市内・東京等に複数店舗を構えられ、複数のブランド展開をされていらっしゃいます。

中島大祥堂さんの中で最も知名度が高いと思われるのがHitotoe(ひととえ)ブランドの黒わらび餅。日本各地の和菓子店が仕入れ品として利用されている印象があります。

名前の通り黒いわらび餅です。沖縄産の黒糖を使っているので黒い色をしています。 この黒いわらび餅の上に、大豆を深く炒った黒いきな粉をかけます。これ、猛烈に美味しいな。 続いてが、いもくり、です。こちらは中島大祥堂ブランドです。

丹波栗と、なると金時芋を裏ごして作ったお菓子です。

シンプルなお菓子なんですが、めっちゃ美味い。これ、見た目の普通さに騙されましたが、めっちゃ凄いお菓子だと思います。ラストがクレープコロレです。フランス語で色とりどりのクレープ、という意味なのだとか。こちらはDANKEブランドになります。

蓋を開けた図。上述した2つと違い、見た目から美味しいってわかる子です。 一つ取り出した図。こちらはレモン味ですが、爽やかさがあって美味しかった。個人的な好みは左のストリベリーと右のミルクチョコかな。

結構な和菓子店で見つける黒わらび餅、中島大祥堂さん製だと知ったのはわりと最近のことです。こちらの黒わらび餅、そしていもくりは、すんごく普通の見た目をしているので、そこまで期待値高くなく食べたのですが、びっくりするほど美味しかったです。クレープコロレは見た目通り美味しいし可愛いので気に入りました。どれもお土産に使えそうで良いなぁ。

↓黒わらび餅は、楽天でもお取り寄せできますよ。

 

———中島大祥堂 基本情報———-
〇創業年 1912年創業 / 大正元年創業
〇営業時間
・本社機能のため割愛
〇住所
大阪府八尾市北久宝寺2丁目2番1号
(公式サイト)⇒ 株式会社中島大祥堂

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です