宝石みたいに綺麗な会津長門屋のFly Me to The Moon / 福島 会津若松市 1848年創業 (嘉永元年)

福島県会津地方東部の会津若松市は、1899年(明治32年)に若松市として発足してから再三に亘り周辺町村を編入し1955年(昭和30年)の7村編入時に現市名に変更しました。只見川等の多くの河川が会津盆地で出合い、“川が出合い川船を留める津”から“会津”となり、“若松の森”(蒲生氏郷の故郷である近江国日野の景勝地)に因んで“若松”の地名となりました。赤べこ・会津絵蝋燭等の伝統工芸品や蕎麦・棒鱈・豆麩・飴や饅頭の天ぷら等の各種菓子・清酒・こづゆ・わっぱ飯・馬刺し・鰊山椒煮・ソースかつ丼等の特産品・名物・郷土料理があり、市内には老舗の和洋菓子店・食品店が残っています。

1848年創業、藩主の命により菓子屋を始めた 会津長門屋

西若松駅から徒歩9分ほど、会津若松駅から車で10分ほどの場所にある 会津長門屋。1848年(嘉永元年)に、創業された和菓子店です。元々酒屋を営んでいた初代となる長平氏に対し会津藩主松平容敬公から「庶民のお菓子を作れ」と命が下り創業することとなったそう。100年を超える歴史を持つ和菓子店ですが、東日本大震災以降、福島への風評被害、修学旅行生の激減等に向き合う中で、「現代及びこれからの社会に対して価値あのあるお菓子を発信していく」ことを決意され、他にないお菓子を幾つも生み出されることになります。

そんな取り組みから生まれた代表作が、2017年度にグッドデザイン賞を受賞したお菓子です。

そのお菓子がFly Me to The Moon 羊羹ファンタジア。まるで宝石みたいなお菓子なんです。

蓋を開いた図。入っているパンフレットの絵もめちゃくちゃ可愛い。

Fly Me to The Moonは、切り口によって変わっていく羊羹で、青い鳥と月の物語のようなお菓子なんです。

羊羹は6種類の味わいで、国産鬼クルミ、レーズン、シャンパン錦玉羹、小豆羊羹、レモン羊羹、クランベリーで構成されています。で、次に切り分けたのが出てきます。
でーん。こちらが切り分けた図です。見た目綺麗すぎません?物語が進むかのように、表情が変わっていくのもすごく綺麗!

こんな感じの羊羹になります。ほんと綺麗だなぁ。
ちょっと輝度を落とすとこんな感じ。青い鳥がTwitterのマークみたいですねw。

Fly Me to The Moon 羊羹ファンタジアは、ファンが多いので存在は知っていましたが、購入は今回が初めてでした。商品にある背景も今回初めて知ったのですが、東日本大震災をきっかけに生まれていたのですね…。ただ美しくて美味しい商品という印象だったのが、その背景にあるストーリーに触れ、さらに好きになりました。定期的に買いたいと思います。購入は公式サイトからできますよ。

——-会津長門屋 基本情報———-
〇創業年 1848年創業  /  嘉永元年創業
〇営業時間
・9:30~17:30
※年末年始を除き年中無休
〇住所
福島県会津若松市川原町2-10
(公式サイト)⇒ 会津長門屋|創業嘉永元年 心をつなぐ会津菓子

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