ながた茶店の、大山抹茶と大山ほうじ茶を使った絶品プリン / 鳥取 米子 1801年創業 (享和元年)

鳥取県米子市は、1601年(慶長6年)に中村一忠が11歳で伯耆国17万5千石領主となって翌年の米子城築城で城下町となり、同14年一忠急逝後は加藤氏を経て池田氏が治めました。米子の地名由来には、賀茂神社境内の“よなぐ井(米を研ぐ井戸)”転じて“よなご井”から“よなご”説・同井戸での水浴で八十八歳懐妊説(八十八を縦に繋いだ字の米と子)等の諸説があります。江戸時代初期から商業都市として発展し、現在も各自動車道・JR米子駅・米子空港・境港が所在して山陰唯一の交通の要衝となっています。米子城等の城址・住宅等歴史的建造物・名水など観光名所も多く、日本トライアスロン発祥地と知られる皆生(かいけ)温泉は山陰最大の温泉地です。松葉蟹・白葱・二十世紀梨・緑茶等の特産品や“いただき(田舎飯油揚包み)”・鯖寿司等の郷土料理も豊富で、市内には老舗の飲食店・和菓子店・食品店が多数残っています。

1801年創業、七代目ご主人とお茶スイーツへと進出した ながた茶店

米子駅から車で7分ほど、徒歩20分強の場所にある ながた茶店。約四百数十年前、岡山県北部の勝山周辺から米子へ移り住んだ方々が沢山おり、そのうちの一人がながた茶店さんの祖先となるそうです。元々長門屋の屋号で酒屋・質屋等を開いていたそうですが、1801年(享和元年)に長門屋秀次郎氏が現在も店舗がある岩倉町に茶店を創業され、ながた茶店さんはこの年を創業年とされていらっしゃいます。

というながた茶店さんの外観はこちら。昔ながらの日本家屋って感じがして素敵です。こちらが正面から。横に長い店舗に見えますが、奥側へもかなり広かったです。

店舗に入りました。お茶っ葉、お茶関係の道具、お茶スイーツ等々沢山並んでいました。どれにしようかなぁ、と悩んでいたら、お茶と最中を頂けました。優しい…! お店のディスプレイスペースにはお茶の道具が沢山置いてありました。伺った時は道具をお片付けしている時で、貴重なものを沢山見ることができました。
お店の中を色々見せて頂いたのですが、二階に道具を運ぶための滑車が天井についていたり、と、工夫があって見ていて飽きないです。素敵な店舗!ながた茶店さん、代々長田吉太郎という名を世襲されており、現在は7代目の長田吉太郎氏が代表を務められていらっしゃいます。7代目の長田吉太郎氏になってから、各種お茶スイーツを沢山発売されていらっしゃいまして、今回はお茶を使ったプリンスイーツを購入してきました。 こんなプリンです、見た目がカワイイ!左がほうじ茶を使ったもので、右が抹茶を使ったもの。凍った状態で提供いただき、常温で解凍してから頂きます。

ちょっと解凍時間短めでしたが、こちらが大山ほうじ茶ぷりん。解凍が短めだったからこそ、シャリシャリ感も楽しめて美味しかったです!

ながた茶店さんは、調べると沢山記事が出てくるお店で、伺う前から楽しみにしていました。「米子屈指の老舗「長田茶店」に東京から嫁いだ若女将、長田碧さんが米子で見つけた宝物」という記事を読んだ直後に伺ったところ、店頭にちょうど立たれていて、何だか芸能人を見つけたみたいでうれしかったです(ミーハーかw)。
また、ながた茶店さんは最近ではテイクアウト専門の和カフェをクラウドファンディングで資金集めを行われ、19年11月に無事オープンをされていました。こうやって新しい歴史を作り続ける老舗店がある、という事実自体に嬉しくなっちゃいますね。次は和カフェに遊びに行きたい!

———ながた茶店 基本情報———-
〇創業年 1801年創業 / 享和元年創業
〇営業時間
・9:00~18:00
※水曜日 定休日
〇住所
鳥取県米子市岩倉町30
(公式サイト)⇒ ながた茶店

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