岐阜一番の老舗和菓子店 長崎屋本店が作る、岐阜名産 松風 / 岐阜 岐阜 1720年創業 (享保5年)

岐阜県庁所在地の岐阜市は、戦国時代は斎藤道三や織田信長が治める城下町として発展し、江戸時代は幕府直轄領の後に尾張藩領となり商工業の中心地として栄えました。織田信長が稲葉山城下の井ノ口を(中国の周王朝誕生時に鳳凰が舞い降りたとされる岐山と孔子生誕地の曲阜から)岐阜と改名したと伝わるなど地名由来には諸説があります。JR岐阜駅周辺の市街地にはオフィスや商業施設が建ち並び、柳ケ瀬(やながせ)は県最大の繁華街で、市南部は県庁始め行政や商業の拠点となっています。戦国時代から栄えてきた旧岐阜町に当たる市北部には金華山・岐阜城・長良川鵜飼い船乗り込み口などの観光名所があり古い家屋の街並みが残っています。この歴史ある市内には老舗の飲食店・和洋菓子店・食品店が何軒も残っています。

1720年創業、岐阜名産松風を作る岐阜一番の老舗和菓子店 長崎屋本店

岐阜駅からクルマで10分ほどの場所にある 長崎屋本店。1720年(享保5年)に創業された岐阜で一番古い和菓子の老舗です。HPにこんな記載があります。

江戸時代から代々二百九十有余年、
鵜飼で知られる長良川を背に、金華山と岐阜城のたもとで
静かに歴史を見守り続けてきた、岐阜 漢隣堂 長崎屋 本店。
純和菓子で岐阜一番の老舗として連綿といそしんでまいりました。

2020年のオリンピックイヤーには、300年の歴史となるなんて、凄い老舗ですね。現在のご主人は、9代目の長崎屋宇右衛門さん。長崎屋というお名前がそのまま屋号になっているようですね。

店舗外観はこちら。名物の松風・味噌松風の文字が各所に見られます。
こちらが正面。ガラガラっと開ける扉に風情を感じますね。 店舗に入りました。商品は2種類あって、こちらが松風。松風は1763年(宝暦13年)に、二代目長崎屋宇右衛門が開発されたお菓子だとのこと。今回はこちらを購入。 そしてこちらのディスプレイが味噌松風。こちらはカステラのような外観。この日は荷物が多かったので、今回はパス(残念!)。 購入した松風がこちら。パッケージがレトロでカッコよい!
こんな感じで一つずつ個包装になっています。
中身がこちら。砂糖と小麦粉を薄く伸ばして焼いたものに、けしの実を合わせたもの、で、説明が難しいのですが薄焼きのクッキーのような食感。超美味しい。これが250年以上も前から作られているなんて驚きだ…。 松風の言われについての説明紙も封入されていました。松風は裏表を比較すると、裏がのっぺりしており「うら寂し」とかけてあるのだとか。
(この紙には松風は宝暦3年とありますが、HPは宝暦13年となっているため、このサイトではHP側の宝暦13年表記としています) パンフレットも頂いてきました。松風が歌われた歌も掲載されていました。 中面は商品紹介。松風と、味噌松風。どちらも歴史あるお菓子に見えないですよね。

前述した通り、長崎屋本店さんといえば、松風と味噌松風を販売されているのですが、今回は手荷物の関係から松風のみ購入となりました。あのカステラっぽい味噌松風がどんな味がするかの楽しみは、次回まで置いておくことにします。いやー、楽しみ!

——–長崎屋本店 基本情報———-
〇創業年 1720年創業 / 享保5年創業
〇営業時間
9:00~18:00
※無休
〇住所
岐阜県岐阜市中竹屋町38
(公式サイト)⇒ 創業享保五年 岐阜 漢隣堂 長崎屋本店

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