青森県中央部(津軽地方北東部)で県庁所在地の青森市は、青森湾(陸奥湾の内湾)に臨み江戸初期から港町として発展しました。青森の地名は、寛永元年(1624年)に弘前藩が現・青森市に港町建設の際に海上からの目印だった“青い(緑の意味)森”に因んで命名したとされています。カシス(黒スグリ、国内生産の90%)・林檎(市町村別出荷量全国3位)・養殖ホタテ(陸奥湾沿岸)・七子八珍(ななこはっちん、7魚卵と8珍味)・久慈良餅(くぢらもち)等の特産物・郷土食や青森生姜味噌おでん・味噌カレー牛乳ラーメンの地元名物があり、市内には老舗の飲食店・和洋菓子店・食品店が残っています。
1771年創業、回船業から糀屋を経て津軽味噌を守る青森・油川の蔵 三浦醸造 (みうらじょうぞう)
JR津軽線・油川駅から徒歩12分ほど、浄満寺前バス停から徒歩1分の場所、青森市油川字大浜に蔵を構える 三浦醸造 。1771年(明和8年)創業、陸奥湾での回船業に始まり、糀屋を経て、1870年(明治3年)から味噌醸造を生業にしてきた老舗の味噌蔵です。油川は、かつて湊と街道(羽州街道・奥州街道)が交わる交通の要所で、米や酒、木綿、砂糖、紙などが行き交った土地です。三浦醸造の津軽味噌も、北前船で伝わった糀の技術と関わりがあるとされ、二夏を越して熟成させる「三年味噌」の赤味噌として、北海道にも売られていたと伝えられています。昭和30年代中ごろには、スーパーマーケットの登場で味噌の販売が量り売りから袋詰めへ変わる大きな転換期を迎えましたが、直接販売、業務用味噌、商品開発で乗り越えてきました。現在は八代目・三浦雄介氏のもと、天然醸造の味噌づくりを原点に、田酒あまさけ、食べるりんご甘酒、青森カシスジャム、完熟おろしりんごなど、青森の素材を活かした発酵・加工食品も展開する、油川の歴史を今に伝える一軒です。
という、三浦醸造さんの外観です。この日お休みと知らずに訪問しましてね…。
看板だけはしっかりと撮ってきました。
で、三浦醸造さんは青森名物として知られる「生姜味噌おでん」の缶詰を製造販売されています。ということでお取り寄せしました。

ねぶたデザインのカッコ良い缶です。青森県産の地鶏・シャモロックのスープを使い、シャモロックの団子が入っています(別デザインの缶にはホタテ団子が入っている)。
こんな感じで、生姜味噌が蓋の上についていて、つけダレとして活用します。
温めて缶から出しました。そのまま食べても美味しいけれど、生姜味噌をつけると一段味わいが深まる感じ。ポカポカ感も出るし、寒い冬に重宝しそう。青森だからこそ生まれた味って感じがするなぁ。
回船業から糀屋、そして津軽味噌の蔵へとビジネスを変え、今も進化を続ける三浦醸造さん。油川という港町・街道町の記憶を、250年以上にわたり味噌で受け継ぐ老舗です。津軽の「三年味噌」も気になるし、田酒あまさけや青森カシスジャムも食べてみたい!
店舗情報
店舗名:三浦醸造(三浦味噌醸造元)
創業年:1771年(明和8年)
営業時間:9:00 - 18:00
定休日:不定休
住所:青森県青森市大字油川字大浜257 [地図を見る]
公式サイト:三浦醸造 official site
