東京の伝統料理 桜なべの美味しさを”みの家”で知る / 東京 森下 1897年創業 (明治30年)

江戸時代初期に、樹林が繁茂していた酒井氏下屋敷周囲の町屋が森の下のようであったことが江東区森下の由来とされています。その当時は草深い三角州だった一帯を開拓し、深川の地名由来となった深川八郎右衛門が創祀した深川神明宮の鳥居前町として栄えてきました。戦後は隣接の江東区猿江と共に日雇い労働者が多く暮らすドヤ街も存在し、現在はビジネスホテル街となっています。静かな住宅地と商業地が続く中に老舗の飲食店・食品店などが何軒も残っています。

1897年創業、明治初期からの東京の伝統料理 桜なべで有名な みの家

森下駅から徒歩2分ほどの場所にある みの家。1897年(明治30年)に創業された同店は、開店当初から馬肉のすき焼き風鍋料理である”桜なべ”の提供を行ってきました。当時森下には隅田川運河で働く肉体労働者が多く、牛や豚と比べリーズナブルであった馬肉は人気が高かったそう。

という、みの家さんの外観はこちら。現在の建物は昭和29年に建てられたものだそう。 こちらが暖簾。フォントの一つとっても、老舗感があって素敵。
こちらがメニュー表です。桜なべはロース、ヒレがあります。どれにするか悩みますね…。まずは肉さしから。奇麗な色のお肉!当然ながら美味い。 そして桜なべです。4人で伺い、ロースとヒレ、どちらも頼んだのですが、写真からは判別できず…。赤身が多いからヒレかな…。
割下に馬肉を入れ、そこにドカンと八丁味噌が入ります。

ザクはこんな感じ。ネギが美味しそうですよねぇ!

グツグツ煮ます。グツグツ…。超美味いんだけど!!! 追加で、板わさも。美味しいよねー。 〆は残った割下に卵を入れてグツグツしてくれます。色からして美味いよね。これをご飯に乗せて食べます。なんだ、最高の食べ物かよ。桜なべ、久々に食べたのですが、やっぱり最高の食べ物なんだよなぁ、と改めて思いました。甘辛い割下に、じんわり甘い馬肉を煮込むと、こんな最高の食べ物が出来あるのね、と。桜なべが食べられるお店は少なくなっていますが、東京の伝統料理として、長く愛されて欲しいです。未体験の方は、肌寒い季節に是非行ってみてください!

———みの家 基本情報———-
〇創業年 1897年創業 / 明治30年創業
〇営業時間
[月~土]
・ 12:00~14:00(L.O)
・16:00~21:30(L.O.21:00)
[日・祝]
・ 12:00~21:30(L.O.21:00)
※火曜日 定休日
〇住所
東京都江東区森下2-19-9
(公式サイト)⇒【公式HP】東京深川、森下にある馬肉料理みの家では、良質な桜鍋や馬刺をご賞味ください。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です